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06年度、呼吸器外しで関心 |
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死期を引き延ばすだけの延命治療を拒否し、自然な死を迎えたいと望む日本尊厳死協会(理事長・井形昭弘名古屋学芸大学長)の会員が、2006年度は1年間で8913人増えた。 増加数は1976六年の協会設立以来、4番目に多く、高井正文事務局長は「昨年3月に富山県の射水市民病院で人工呼吸器取り外しが明らかになり、終末期医療への関心が高まったためだろう」と話している。 ▽増えた会員
同協会は尊厳死という言葉が一般的でなかった76年に「日本安楽死協会」として発足。会員は年々増え続け、2007年3月末(06年度末)の会員は11万8615人で、1年前より約9000人増えた。「近年は、入会が年間8000―1万人近くいる一方で死亡・退会が約6000人おり、実質的な増加は年に約2000―4000人だった」(高井事務局長)ので、飛躍的な伸びと言える。 05年度の入会は月平均約770人だったが、人工呼吸器取り外し問題が報じられた06年3月以降、同協会には問い合わせや申し込みが殺到。入会者は4月が約2900人、5月は約2600人に達し「入会手続きが追いつかない状況だった」という。 会員増加が最も多かったのは1992年度で2万2496人。次いで91年度の1万7813人、93年度の1万1683人。91年4月に、神奈川県の東海大病院で主治医が末期がん患者に薬剤を注射し死亡させた事件があったことなどが要因とみられる。 ▽06年は過去4番目の多さ 2007年度から年会費を個人は2000円、夫婦は3000円と1000円ずつ引き下げたため「06年度末に加入を手控えた人が多いかもしれない」(高井事務局長)が、それでも06年度の入会は過去4番目に多かった。 会員は、不治の病気やけがで死期が迫っている場合や数カ月以上にわたって植物状態になったときに、延命措置の中止や生命維持装置の停止を求めるとした「尊厳死の宣言書」に署名。医療機関に提示するなどして、尊厳死の意思表示をしている。 終末期医療をめぐっては、厚生労働省が初の指針をまとめたばかり。患者本人の意思決定を基本に進めることが最も重要な原則とした上で、医師や看護師らのチームで対応することなどを盛り込んでいるが、同協会はルールの法制化を求めている。 + font> |