『水虫-4』

 つめ白癬には飲み薬 
望月 隆・金沢医大教授

 

 ―つめ白癬(はくせん)の方は。

 「つめ白癬の人は1千万人ぐらいいるとみられます。大体10人に1人の割合で、特にお年寄りに多いのが特徴です。白癬菌は最初からつめに入ることはありません。つめ白癬になる人は、長い間、足白癬にかかっていることも多く、気が付かないことも多いのです」

 ―症状は。

 「つめが白く濁ったり、黄色くなったり、分厚くなったりしますが、痛みやかゆみなどの症状はありません。白癬菌の増殖で周囲が圧迫されるようになると、痛みが出てくることがあります。お年寄りの場合、つめが濁っていたり、縦に筋が入っていたりしても、年のせいと思うことが多く、病気とは思わないわけです」

―最近は良い薬が出ましたね。


  「今は飲み薬で八割ぐらいは治るようになりました。良いことに、同時に足の白癬もすっきり治ってしまうケースが多くなりました」


―服用の方法は。

 「飲み薬は2種類あり、1つは毎日1回、4カ月から半年間飲み続けるタイプ、もう1つはパルス療法といって、1週間飲んで3週間休むというサイクルを3回、計3カ月続けます。つめが完全にきれいになるのには、飲み始めて1年ぐらいかかります。ただ、副作用に注意が必要で、人によっては肝臓障害や貧血の恐れがあり、血液検査をしながら服用することになります」


  ―服用期間が長いですが続きますか。


 「パルス療法は、治療期間は3カ月と短いのですが、1回8カプセル服用するので、患者さんはちょっと驚きますね。半年飲み続ける方は、毎日錠剤を1粒ですが、3カ月も飲むと、根元からいいつめが出てくるのが見えるので、頑張って服用を続けやすいということはあります」



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