『男性更年期障害 5』

まず泌尿器科に受診を
天野俊康医師

 ―52歳のサラリーマンの方から質問が寄せられました。「最近、疲れがひどく、仕事をしてもミスばかり。妻は子供の大学受験で頭がいっぱいで、家庭にも居場所がありません。外で酒を飲んでも気分はよくならず、毎日憂うつです。これは今、話題になっている男性更年期障害なのでしょうか」という内容です。いかがでしょうか。

 「52歳という年齢、いろいろな家庭環境、仕事環境。そういう面から見ても、男性更年期障害を強く疑わせます。ぜひ病院に行かれて、問診によって症状を診断していただくこと。そして、男性ホルモンの量を調べてもらうことをお勧めします」

 ―それは、簡単に検査できることですか。

 「普通の採血で簡単にできますので、問診と採血をお勧めします。この時に男性ホルモンの減少によるもの、と診断がつけば、治療法はありますから、受診されて、確実な診断から治療へと結びつけていただきたいと思います」

 ―しかし、実際には身の回りで専門医を探すことも、なかなか難しいと思いますが。

 「確かに、男性更年期を専門にしている医者はまだ少ないのが現状です。ただ、われわれ泌尿器科は、小児期の泌尿器障害から始まりまして、思春期、若年のときの不妊症、性機能障害、そして更年期、老年の排尿障害や、がんも治療するという、男の一生を診るのが仕事だと思っています。ですから、このような心配のある方は、まず泌尿器科を受診して、必要ならば、そこからさらに専門医を紹介していただくという形にされたらいかがでしょうか」





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