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装置小型化、短時間で |
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自覚症状が乏しく、進んでも気付きにくい上、治療の基本が食事や運動のコントロールといった生活習慣のため、効果を維持しにくいのが糖尿病だ。だが近年、血糖値を自分で測り、治療や管理に生かせるようになってきた。小型で手軽な血糖自己測定器が普及し
始めたためだ。
専門医は「自己測定は食事、運動、薬に次ぐ第4の治療法。血圧や体重のように血糖値を自分で測る人が増えれば、糖尿病医療は大きく向上する」と期待している。 ▽微量の血液をセンサーで 血糖値が一定以上に高くなるのが糖尿病で、血管系や神経系などにさまざまな合併症が起きやすく、治療を要する。糖尿病のラインには達していなくても、正常より高い場合は「境界型」と呼ばれ、糖尿病への進行を防ぐため血糖値をできるだけいい状態に保たねばならない。 「自分の血糖値をきちんと把握している人は少ない。血糖値が気になる人向けという健康食品や飲料も次々に出ているが、まずは血糖値を測ってみては」。こう話すのは、東京都済生会中央病院の渥美義仁・内科部長だ。 血糖自己測定器は1960年代半ばに開発され、最初は医療機関内で使われていたが、小型化が進み、現在市販されているものは重さ数十グラムから400グラム程度。指先や腕を専用の採取針で刺して出した微量の血液を、専用のセンサーに付けると、数秒から30秒で血糖値が表示される。 値段は1万円から2万円ほど。このほか、センサーや採血用の針などの消耗品に、測定ごとに120円から150円程度かかるという。 自己血糖測定の目的は対象者の状態で異なるが、既に糖尿病と診断されている人なら、一日に何度か測り、血糖値の動きを把握することが重要。 ▽定期的に測り、自分の状態を知る
渥美部長は「医師から指導を受けている食事・運動療法がうまくいっているかどうかや、インスリン、飲み薬などの処方が自分に合っているかどうかを確認でき、やりがいも出る」と話す。インスリン療法を受けている人なら、自己測定には医療保険も使える。
一方、境界型や過去の検診で血糖値の高さを指摘されたような人も、定期的に測ったり、食事や生活が乱れた際に測ったりすれば、自分の状態を知り、早期診断や合併症予防につながるという。
「糖尿病を治療中の人は医師に相談しながら、それ以外の人も、できれば専門家の指導のもとで行ってほしい」と、渥美部長は助言している。 |