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補助食品をがん患者で |
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現在、さまざまなサプリメント(健康補助食品)があるが、医薬品とは異なる「食品」であるため、実際にどこまで効果があるのか、はっきりしていないのが普通だ。しかし、本当の効果を明らかにして、医療の現場で役立てたいと思っている人たちも増えつつある。
このたび消化器病の医療関係者らが集まって設立した「消化器医食会」(代表幹事、中沢三郎・山下病院名誉院長)では、健康補助食品の効果を検証する臨床研究を積極的に進めていくことになった。 ▽効果や副作用を判定 ![]() 中沢代表幹事は「生活習慣病の予防や治療として世界的に食の重要性が指摘されている。“医療食”として、医学的に納得できるものを目指したい」と話す。 同会では、最初の臨床研究として、味の素の「ミセラピスト・超微粒子β(ベータ)グルカン」を、がん治療の補助食品として取り上げ、免疫力アップなどの効果があるかどうかを本格的に検証する。医薬品並みの検証で初のケースになる。 この臨床研究は、山口大医学部の岡正朗教授(先端分子応用医科学)を研究代表として、大学病院など全国22施設の消化器がん患者300人を対象に、抗がん剤などの治療と併用してミセラピストを3カ月間投与。厳密な基準を設け、効果や副作用を判定することにしている。5月にスタートする。 ミセラピストは、シイタケエキスから抽出したβグルカンを1袋100g(1日分)に15mg含む。βグルカンは、キノコ類に含有されている成分だが、通常の形では粒子が大きく、腸管から吸収されにくいため、微粒子化して吸収できる形にしてある。 ▽ナチュラル・キラー細胞を活性化 味の素では、1968年にシイタケエキスのβグルカンを精製し、85年に抗悪性腫瘍(しゅよう)薬として承認された注射薬「レンチナン」があり、今回、これに基づいて、健康補助食品として「ミセラピスト」を開発。昨年12月からは通信販売により、全国発売を始めている。 既に安全性は、発売前のマウスでの動物実験や健康人の実験で確かめられており、免疫力の上昇を示すナチュラル・キラー細胞(リンパ球)の活性化も見られたという。 岡教授は「がん患者からサプリメントの効果をよく聞かれるが、証拠がないものが多く、その評価は国民から期待されているところでもある。今回、実際にがん患者を対象に臨床研究を行うので、将来的に自信を持って勧められるような証拠をつかみたい」と話している。 |