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初の専門施設がオープン |
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ソウルに、韓国では初の免疫細胞療法専門施設「イノメディ・クリニック」(鄭泰俊院長)が2月初めにオープン。がんに対する同療法で日本をリードする瀬田クリニック(東京都世田谷区)と同じ治療法が受けられるようになった。 ▽がん治療の中心と抱負 ![]() 免疫細胞療法の核となる細胞培養をソウルで担当するのはイノメディシス社で、瀬田クリニックグループの細胞培養部門を総合的に支援しているメディネット社(横浜市)が全面支援する。 イノメディクリニックのオープニング・セレモニーには、韓国内の主要な大学病院の幹部らも参加、瀬田クリニックの代表で日本免疫治療学研究会の江川滉二会長(東大名誉教授)も日本から駆けつけ、「志を同じくするクリニックが韓国にもできて、大きな喜び。できるだけお手伝いをしたい」とお祝いのあいさつを述べた。 同クリニックの鄭院長は、がん専門医(内科)で、韓国カトリック大医学部講師から米国のスローンケタリング記念がんセンターなどへ留学。1990-2000年まで漢陽大学腫瘍(しゅよう)科の教授兼がんセンター長などを歴任した。 開院に当たって会見した鄭院長は「日本と同様、これまで韓国でも、がんの治療は抗がん剤と放射線、手術の3つの方法しかなく、50-60%しか治らなかった」と説明。 患者から取り出したリンパ球を強化、増やして体内に戻す免疫細胞療法については「米国留学当時から有望と考え、免疫学の研究を始めていた」と述べた。その上で「まだ満足できないが、副作用がなく、末期患者で20-30%効果があったと認められるようになったことは非常に重要。研究を続けて改善していけば、がん治療は免疫細胞療法が中心になるのではないか」と抱負を述べた。 ▽年間700人の治療 同クリニックは、鄭院長ら医師計2人が診療に当たり、培養施設の規模から年間700人の治療ができるという。 韓国は日本と異なり、混合診療が可能で初診料などは保険が利くが、今のところ、費用は日本とほぼ同じ(1コース6回の治療で約120万円)になりそう。だが、韓国厚生省は同療法に好意的で、データを積み重ねれば、早めに保険適用が可能かもしれないという。 免疫細胞療法は、効果を長く持続させながら、がんとの共存を図り患者のQOL(生活の質)を保っていく点が特徴だ。 江川代表は「現在、われわれの所では、患者の半分以上が、がん専門医から勧められて来る。患者の約1割も医師だ」と話している。 |