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1万人超の実態調査結果 |
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歯をよく磨く人に肥満が少ないようだ。人間ドックを受診した1万人を超える成人男女を対象に、慈恵医大健康医学センターが生活習慣と肥満の関係を調べたところ、肥満抑制要因として浮かんだのは、通常、関係すると思われる食事の仕方や運動などではなく、一見無関係な「毎食後、歯を磨く」習慣だった。 同健康医学センターの和田高士センター長らが、人間ドック受診者男性1万13人(平均46歳)と女性3680人(同43歳)の計約1万3700人を対象に「肥満者の生活実態調査」を実施。 ▽BMI25以上と比較 ![]() 「肥満」を体格指数=BMI、体重(キロ)を身長(メートル)の二乗で割ったもの=25以上として、同25未満の人と生活状況のどこに差があるのかを解析した。 別の肥満の指標として内臓脂肪の量を見る腹囲(へそ回り)で男性85cm以上、女性で90cm以上を、それ未満の人とそれぞれ同様に比べた。 受診時に、既往歴や生活状況、自覚症状などの問診票を記入してもらい、その中から生活習慣に関係する22項目について肥満との関係を検討した。 内訳は、食生活に関するもの10項目、運動習慣に関するもの3項目、飲酒や喫煙、趣味、家族関係、歯磨き習慣など。 BMI25以上の人は男性約27%、女性は約9%おり、腹囲85cm以上の男性は約43%、女性で同90cm以上の人は約3%だった。 分析結果は、男女ともBMI25以上になる共通の促進要因は「食事量過多」「早食い」「動物性脂肪過多」「食事アンバランス」「糖分過多」でいずれも食習慣だった。 ▽朝食を抜くと肥満 一方、BMI増加を抑制する男女共通要因は「歯磨き習慣」だった。 腹囲の方では、基準値を上回る男女共通の要因は「食事量過多」「年齢」で、抑制要因は「定期的運動」と「歯磨き習慣」だった。 また、家族関係が良好な状態にあると、男性は腹囲が大きく、逆に女性は小さくなり、朝食を抜く傾向のある男性に肥満が多いことなども明らかになった。 歯磨き習慣が直接、肥満を抑制することはないため、健康への注意や歯の美しさなどへの気遣いが体形を維持をしたいといった意識に寄与していると考えられる。 和田センター長らは「歯磨き習慣を積極的に推進させていけば、健康の維持や向上に関係する行動パターン(保健行動)として、肥満予防につながるのではないか」としている。 |