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がんで有効性など検証 |
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サプリメントや針きゅう、マッサージといった、がんの代替療法を有効性と安全性の面から評価した結果を、米ハーバード大のグループがまとめ、米医学誌「内科学アナルズ」に昨年末、発表した。 がんの代替療法に関する科学的評価としては、これまでにない詳細な内容で、有害性を否定できないとして使用に反対する療法もあった。
▽4ランクの総合評価代替療法が盛んな米国では、医師が患者から個別の療法の助言を求められるこ とも多い。研究は、こうした際に参考となるよう、主な療法の科学的根拠を整理するのが目的。 これまでに発表された300本近い論文を、データの質も加味して分析し、有効 性と安全性の総合評価から「推奨」「受容できる、場合によっては推奨できる」「受容できる」「反対」の4ランクに分類した。 がんの進行阻止や患者の生存期間を延ばす観点からは12の療法を検討。「推奨」はなく、「受容、場合によって推奨」も、臨床的にはがんの兆候がない潜在性前立腺がんでのビタミンEサプリメント投与だけだった。 酸化を抑える働きのあるビタミンAとCのサプリメント大量摂取は「反対」とされた。放射線や化学療法の一部と併用すると、これらの治療効果を弱める恐れがあるためという。 乳がんに対する大豆サプリメントも、かえって乳がんの危険性を高める恐れを 否定できないとして「反対」になった。 ▽日本でも検討を がんの症状や、一般的治療の副作用を緩和するという観点からは、7種類の療法を検討した。やはり「推奨」はなかったが、化学療法に伴う吐き気などへの針きゅう治療、不安感やリンパ浮腫へのマッサージ治療などが「受容、場合によって推奨」と評価された。 今回の研究について坪野吉孝・東北大医学部助教授(疫学)は「代替療法への関心は高いが、効果や安全性についての研究は非常に少ない。米国では、公的資金できちんとした科学的枠組みの評価作業が進んでおり、日本でも検討されるべきだろう」と話している。 |