抗生物質でALS治療

 ペニシリンと同じ仲間の抗生物質に、細菌退治のほかに神経細胞の保護という意外な作用があることを米ジョンズホプキンズ大などのチームが見つけ、英科学誌ネイチャーに発表した。
 難病の筋委縮性側索硬化症(ALS)の症状が出るマウスに与えると、症状の進行を遅らせ、生存期間を10%近く延ばせた。同大は春から、多施設のALS患者を対象に臨床試験を始める予定。
 セフトリアキソンという薬で、試験管内で神経細胞に加えると神経伝達物質グルタミン酸を移動させるタンパク質が増え、グルタミン酸の過剰分泌による神経細胞障害を抑えることが分かった。
 運動神経が徐々に変性し、多くは発病後数年で死に至るALSは、過剰なグルタミン酸による神経障害が原因の一つと考えられている。(ワシントン共同)


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