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『小児成長障害-2』 多様な低身長性疾患 藤枝憲二・旭川医大教授 |
―成長障害を引き起こす病気にはどのようなものがあるのでしょう。 「背を低くする病気はたくさんあります。まず成長ホルモン分泌不全性低身長症(GHD)や甲状腺機能低下症などの内分泌疾患。さらにターナー症候群などの染色体異常や軟骨異栄養症などの骨の病気。また原因不明の特発性低身長(ISS)や子宮内発育不全性低身長(SGA)などです。いずれも出方に特徴があり、成長曲線をみれば多くは見当がつきます」 ―患者が多いのは。 「国内ではISSが圧倒的で、次いでGHDが成長障害児の18%、SGAが約16%という報告があります」 ―背が高くなる方は。 「こちらは少なく、思春期早発症や下垂体性巨人症などです。前者は思春期が異様に早く来て背が伸びますが、成長も早く止まって最後は低身長になります。後者は下垂体の腫瘍(しゅよう)で成長ホルモンが過剰に出る病気ですが、非常にまれです」 ―診断はどのように。 「まず成長曲線で本当に背が低いのか確認します。次いで親の二次性徴がどうだったかを調べます。親が早熟なら子供の思春期も早いし、おくてなら子供も遅い。それと先天性疾患を疑わせる特徴はないか全身を見ます。手の骨のエックス線撮影も必須です」 ―それはなぜですか。 「手のひらの付け根は十個の骨で構成されますが、小さい時はその数がまだ少ない。それで決まる骨年齢で最終的な身長を予測できます。背が低くても実年齢より骨年齢が遅れていたら、まだ伸びる余地があります」 ―治療法は? 「成長ホルモンの投与です。現在、使用が認められているのはGHDのほか、ターナー症候群、腎不全による低身長、プラダ・ウィリー症候群、軟骨異栄養症です」
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