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医療新世紀
短信
2017.08.22

「左手のピアニスト」の新エッセー集

 60代で突然襲われた脳出血で右半身の自由を失った後「左手のピアニスト」として10年以上、国内外で精力的に演奏活動を続けている舘野泉さん(80)の新エッセー集「絶望している暇はない」が出版された。

 彼が語り、つづってきた35のフレーズを小タイトルとして構成。「病気をする前もそのあとも、僕は何も変わらない」「リハビリ中ほど、笑った日々はない」など、病状の重さからすれば、意外に思える表現が並ぶ。

 闘病記として編まれた本ではないが、病の体験さえも柔軟で旺盛な好奇心で味わおうとする著者の前向きな姿勢が、読み手に新しい視点を提供する。小学館、1080円。新書判、160ページ。