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医療新世紀
からだ・こころナビ
2017.05.16

生薬含む市販薬の早見帖
医療現場向けに発行

 風邪薬をはじめ、よく使われる市販薬の成分を、商品の外箱などのカラー写真とともに一覧できる冊子「クスリ早見帖」の2017年版が発行された。京都市の医療調査会社「プラメドプラス」(平憲二社長)の製作で、生薬を含む市販薬125品目を載せている。

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 クスリ早見帖は、内科医として救急外来などで診療も続ける平さんが、患者が家で飲んできた薬を聞きだそうとしても正確に思い出せない人が多いため、どうにかできないかと考えて2014年から製作を始めた。

 「飲んでいる市販薬の成分が分かれば、同じ成分を含む薬を重ねて出して副作用が出てしまうといった事態を防ぐことができ、適切な薬の処方に役立つ」と、医療現場での活用を呼び掛けている。

 平さんによると、患者は薬の名前は思い出せなくても、外箱の写真を見ればかなり正確に「これ」と特定できる。創刊号の14年版と続く15年版は、風邪薬や痛み止めを中心にカバー。16年版は胃腸薬や便秘薬などを加え、ドーピング禁止物質に当たる成分も示すなど、新たな工夫をした。

 17年版は医療者からの要望も受けて、生薬を含む市販薬に絞って製作した。葛根湯などのような漢方製剤から、合成薬と生薬の両方を含み、薬の名称からは生薬が含まれているとは想像しにくい商品までさまざま。

 平さんは「生薬は『副作用が少ない』とのイメージがあるためか、複数の漢方薬などを長期に飲んでいる人もいる。医療者に注意喚起したい」と話している。

 早見帖17年版はA4判、34ページ。1080円。問い合わせはプラメドプラス社にメール(info@plamedplus.co.jp)で。