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医療新世紀
からだ・こころナビ
2015.10.13

受動喫煙でも歯周病リスク
男性、吸う人並みに

 他人のたばこの煙にさらされる受動喫煙が続いた男性は、自分は吸わなくても、重度の歯周病になるリスクが喫煙者並みに高まるとの研究を、国立がん研究センターと東京医科歯科大 などのチームがまとめた。リスクは、受動喫煙がない非喫煙男性の3倍以上だった。

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 研究は1990年時点で40~59歳だった男性552人、女性612人が対象。90年に喫煙を含む生活習慣などをアンケートで尋ね、2005~06年に歯科健診を受けてもらった。

 この計1164人を、本人の喫煙歴や受動喫煙の有無によって計六つのグループに分け、一定の基準を満たす重度の歯周病との関連を調べた。

 すると、喫煙者男性が重度歯周病になるリスクは、たばこを吸わず受動喫煙もない男性の3・3倍あることが分かった。

 一方、非喫煙者でも、家庭のみで受動喫煙がある男性は歯周病リスクが3・1倍、家庭に加え職場などそれ以外の場所でも受動喫煙があるとリスクは3・6倍という結果だった。

 研究を中心になってまとめた東京医科歯科大の植野正之准教授によると、たばこに含まれるニコチンなどの物質は、歯周病菌の病原性を強めたり発育を促したりする作用があるほか、歯を支える組織も弱めることが分かっており、その結果、喫煙者は歯周病にかかりやすくなると考えられている。受動喫煙でも同様のメカニズムが想定されるという。

 一方、女性については受動喫煙と歯周病リスクとの間に関連はみられなかった。植野准教授は「理由は不明。さらなる研究が必要だ」としている。