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医療新世紀
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2015.08.18

症状改善、着実に増加
患者団体がリウマチ白書

 150818navi.gif免疫の異常で関節が腫れて痛んだり変形したりする関節リウマチの治療の進歩で、患者の症状の改善が着実に進んだことが、患者団体の日本リウマチ友の会 がまとめた「2015年リウマチ白書」で明らかになった。

 遺伝子工学を活用し製造される「生物学的製剤」が国内でも03年から使えるようになり、治療薬の選択肢が広がったことが大きいという。

 長谷川三枝子会長は「症状がない『寛解』を目指せる時代になったのは大きな進歩。だが薬が高額で、必要なのに使えない人がいる」と対策を訴えている。

 会は5年ごとに会員の実態を調べ、白書として公表している。今回は14年6月、全国の会員約1万2千人にアンケートを送り、7041人(58・9%)の回答を集計した。回答者のほとんどが女性で、60~70代が70%近くを占めた。

 1年前と比較した現在の症状を尋ねると、「寛解した」が6・7%、「良くなった」が32・9%と合計で40%に迫り、「変わらない」(30・7%)と「悪くなった」(25・5%)を上回った。

 改善した人は05年白書、10年白書と年を追うごとに増えている。

 生物学的製剤を処方されている人は45・3%で、10年の29・1%から大きく増えた。一方、生物学的製剤の価格の高さを反映し、月平均の医療費自己負担が3万円以上の人が、10年の15・7%から20・7%に増えた。「痛みがあっても高額なので治療を断念した」などと、負担の重さを訴える声が目立ったという。

 同白書は送料込み800円で希望者に販売する。申し込みは日本リウマチ友の会へ。電話03(3258)6565。