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医療新世紀
からだ・こころナビ
2013.10.22

軽度認知障害を電話で検査
高い精度で早期発見

 認知症の前段階とされる軽度認知障害(MCI)を、電話による10分程度の質問だけで発見する有料検査サービスを民間企業が始めた。加齢に伴う正常な物忘れとMCIとを、96%の高い精度で判別できるという。MCIを早期に発見し、認知症の発症予防や発症時期の遅延、さらにMCI自体の改善につなげたい考えだ。
20131022navi.gif 厚生労働省研究班の推計によると、65歳以上の高齢者のうち認知症の人は15%を占め、2012年時点で約462万人に上る。その"予備軍"のMCIも約400万人いるとされ、対策が急務となっている。
 今回の検査は、米国で高く評価されている認知機能チェックテストの日本語版を、訪問看護事業などを手掛けるミレニア (東京)が開発、これを電話健康相談最大手のティーペック (同)が一般個人や企業、自治体向けに提供する。
 検査は、オペレーターが読み上げる10個の単語を復唱しながら記憶し、その後直ちに思い出して回答するテストや、3種類の動物の名前が次々に読み上げられ、このうち最も仲間外れの動物名を答えていくテストなどから成る。検査にかかる時間は約10分。回答内容は受検者の性別や年齢、同年齢の認知症発症率などのデータとともに分析され、結果報告が受検者に届けられる。
 既に愛媛大病院 など複数の医療機関や一部の自治体、保険会社がこの検査を先行導入している。
 費用は1回3500円(税別)。事前に受検証書を購入し、ティーペックの健康チェックセンターに電話する。詳しい受検方法は同社専用窓口、電話03(3839)1105。