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2010.01.19

<進まぬはしか対策> 
麻疹ウイルス、空気感染も 
新型インフルより強く

 はしかの大きな特徴は、新型インフルエンザと比較してもかなり強い感染力だ。
 原因となる麻疹ウイルスは直径100~250ナノメートル(ナノは10億分の1)。患者のせきやくしゃみのしぶきに含まれるウイルスを吸い込んで感染する。しぶきが飛ぶのは通常1~2メートルの範囲だが、はしかの場合はせきやくしゃみを直接浴びなくても、空気中に浮遊するウイルスを吸い込むだけで感染してしまう空気感染も起こる。
 教室や体育館などの閉鎖空間に患者が1人いた場合、同じところにいた免疫のない人は90%以上の確率で発症するほどだという。
 感染症のうつりやすさを表す指標として、患者1人が何人にうつすかを示す「基本再生産数」という考え方がある。はしかは12~18。風疹の5~7、おたふくかぜの4~7に比べても非常に高い。
 新型インフルエンザへの感染を恐れる人が多いが、インフルエンザの基本再生産数は一般的に2~3とされており、はしの感染力は6倍以上ということになる。