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2009.12.08
「心臓突然死をゼロに―(4)」
救命措置実践の勇気を
笠貫宏・日本医療学会常任幹事会議長
いつ、どこで起こるか分からない心停止によって命を落とす心臓突然死。一人でも多くを救命しようと、国民に協力を呼び掛ける国民運動「心臓突然死ZERO!アクション」が展開されている。活動主体となっている日本医療学会 の笠貫宏・常任幹事会議長(東京女子医大名誉教授)に聞いた。
―自動体外式除細動器(AED)は、公共施設などで見かけることが多くなってきた。
「急速に普及しており、全国に約22万台設置されています。しかし、一般市民が実際に使用したのは07年度のデータで300件足らずです。07年度に心臓突然死した約5万9千人のうち、約2万人は倒れた時に目撃者がいたとされています。AEDなどで救命措置がとられていれば助かっていた可能性もあり、活用のされ方に問題があると言えるでしょう」
―AEDという言葉が独り歩きしている?
「配備するだけでなく、皆が日ごろからどこにあるかを意識し、管理者はバッテリーが切れていないかなどを点検する必要があります。心臓突然死を防ぐには、心肺蘇生をAEDだけでやろう、AEDがあれば大丈夫、ではだめなのです。心臓マッサージやAEDの使い方を日ごろから講習などで学び、突然死についても知識を持ってほしいと思います」
―日本医療学会の取り組みは。
「各地で公開シンポジウムを開き、突然死の予防と心肺蘇生の重要性を理解してもらうとともに、実際にトレーニングを受けてもらいます。インターネットのホームページ(http://www.jhcs.jp/)にも、普及啓発や意見交換の場を設けています」
「心臓マッサージを訓練するための人形も普及させたい。実際に体験すれば分かりますが、効果を出すには相当な力が必要で、5分も続ければ汗びっしょりになります。これを一家でやってもらえば、皆で命の尊さを考え、いざというときに救命措置を実践する勇気を持つことにもつながると考えます」
―年間6万人近い心臓突然死を減らせるか。
「突然死関連の医療は進歩しており、さまざまな検査でリスクが高いと評価された人が予防に努め、薬物療法や植え込み式除細動器(ICD)による治療を受けるなどすれば、最悪の事態は防げる可能性が高くなっています。自分の命は自分で守る意識と、周囲の人の命を大切にする気持ちを育てる国民運動が実を結べば、突然死は減らせると確信しています」(共同通信 江頭建彦)(2009/12/08)
―自動体外式除細動器(AED)は、公共施設などで見かけることが多くなってきた。
「急速に普及しており、全国に約22万台設置されています。しかし、一般市民が実際に使用したのは07年度のデータで300件足らずです。07年度に心臓突然死した約5万9千人のうち、約2万人は倒れた時に目撃者がいたとされています。AEDなどで救命措置がとられていれば助かっていた可能性もあり、活用のされ方に問題があると言えるでしょう」
―AEDという言葉が独り歩きしている?
「配備するだけでなく、皆が日ごろからどこにあるかを意識し、管理者はバッテリーが切れていないかなどを点検する必要があります。心臓突然死を防ぐには、心肺蘇生をAEDだけでやろう、AEDがあれば大丈夫、ではだめなのです。心臓マッサージやAEDの使い方を日ごろから講習などで学び、突然死についても知識を持ってほしいと思います」

―日本医療学会の取り組みは。
「各地で公開シンポジウムを開き、突然死の予防と心肺蘇生の重要性を理解してもらうとともに、実際にトレーニングを受けてもらいます。インターネットのホームページ(http://www.jhcs.jp/)にも、普及啓発や意見交換の場を設けています」
「心臓マッサージを訓練するための人形も普及させたい。実際に体験すれば分かりますが、効果を出すには相当な力が必要で、5分も続ければ汗びっしょりになります。これを一家でやってもらえば、皆で命の尊さを考え、いざというときに救命措置を実践する勇気を持つことにもつながると考えます」
―年間6万人近い心臓突然死を減らせるか。
「突然死関連の医療は進歩しており、さまざまな検査でリスクが高いと評価された人が予防に努め、薬物療法や植え込み式除細動器(ICD)による治療を受けるなどすれば、最悪の事態は防げる可能性が高くなっています。自分の命は自分で守る意識と、周囲の人の命を大切にする気持ちを育てる国民運動が実を結べば、突然死は減らせると確信しています」(共同通信 江頭建彦)(2009/12/08)


