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2009.10.06
「歯の矯正―3」
年齢にかかわらず相談を
茂木悦子准教授
歯列の矯正は、かみ合わせや見た目の美しさのためだけでなく、歯の健康を保つ上でも重要だ。茂木悦子・東京歯科大 准教授(歯科矯正学)に実際の治療も含め聞いた。
―矯正治療は早い時期に始めた方がいいか。
「永久歯のかみ合わせは通常14~15歳に完了するので、治す時期は小児期が理想です。ただ、あごの成長はその後も続くので観察を続けます。若いうちにきちんとした状態にしておくことが『8020』の達成にもつながると考えています」
「乳歯や、乳歯と永久歯が混合する時期は、成長中のあごの骨をコントロールする治療が主体で、悪いところを少しでも改善しておくと永久歯の治療に良い影響が出ます。すべての歯が永久歯に生え替わってから本格的な治療を始めます」
―乳歯も治療する?
「例えば、上下のかみ合わせが逆になっている場合、治療は3歳くらいから可能です。上あごに対し、下あごの成長は思春期をピークにそれ以降も続くので、上あごがきちんと成長できるようかみ合わせを治し、下あごの成長が止まるまで見守ります。不正咬合の程度が軽ければ、あるいは治療が早ければ、比較的簡単な装置を用います」
―小児期以降では遅いのか。
「そのようなことはありません。矯正治療は何歳でも可能です。20代から30代の青年期に治療を受ければその後のトラブルを予防できます。40代から60代も、糖尿病など歯に影響する生活習慣病のリスクが高まる時期でもあり、必要に応じかみ合わせや歯並びの治療を受けておくことは、8020達成への鍵となります。気になった時は、年齢にかかわらずいつでも専門医に相談して下さい」
―子どもと大人で治療期間や器具に違いは。
「一般的に、子どもの場合は出し入れ可能な『可撤式』の器具か、部分的に固定式の器具を使います。永久歯になると大部分は固定式を使います。固定式の場合は特に、歯磨きが虫歯予防のために大事です。治療期間は乳歯や、乳歯と永久歯の混合の場合は永久歯が生えそろうまで行い、永久歯の治療が必要か検討します。永久歯での固定式装置による治療の場合は2~3年が中心で、その後メンテナンス期間に入ります」
―治療でほかに注意する点は。
「矯正治療は自由診療なので医療機関ごとに料金やシステムが異なります。保険が使えるのは顎変形症や唇顎口蓋裂などに限られます。治療は長期間になるので、よく相談し信頼できる施設を選んで下さい。長期間通える場所にあることも重要で、治療を始めたら定期的に通院し、最後まで受けて終えるようにしましょう。その後のメンテナンスも忘れないで下さい」(共同通信 江頭建彦)(2009/10/06)
―矯正治療は早い時期に始めた方がいいか。
「永久歯のかみ合わせは通常14~15歳に完了するので、治す時期は小児期が理想です。ただ、あごの成長はその後も続くので観察を続けます。若いうちにきちんとした状態にしておくことが『8020』の達成にもつながると考えています」
「乳歯や、乳歯と永久歯が混合する時期は、成長中のあごの骨をコントロールする治療が主体で、悪いところを少しでも改善しておくと永久歯の治療に良い影響が出ます。すべての歯が永久歯に生え替わってから本格的な治療を始めます」
―乳歯も治療する?
「例えば、上下のかみ合わせが逆になっている場合、治療は3歳くらいから可能です。上あごに対し、下あごの成長は思春期をピークにそれ以降も続くので、上あごがきちんと成長できるようかみ合わせを治し、下あごの成長が止まるまで見守ります。不正咬合の程度が軽ければ、あるいは治療が早ければ、比較的簡単な装置を用います」
―小児期以降では遅いのか。
「そのようなことはありません。矯正治療は何歳でも可能です。20代から30代の青年期に治療を受ければその後のトラブルを予防できます。40代から60代も、糖尿病など歯に影響する生活習慣病のリスクが高まる時期でもあり、必要に応じかみ合わせや歯並びの治療を受けておくことは、8020達成への鍵となります。気になった時は、年齢にかかわらずいつでも専門医に相談して下さい」
―子どもと大人で治療期間や器具に違いは。
「一般的に、子どもの場合は出し入れ可能な『可撤式』の器具か、部分的に固定式の器具を使います。永久歯になると大部分は固定式を使います。固定式の場合は特に、歯磨きが虫歯予防のために大事です。治療期間は乳歯や、乳歯と永久歯の混合の場合は永久歯が生えそろうまで行い、永久歯の治療が必要か検討します。永久歯での固定式装置による治療の場合は2~3年が中心で、その後メンテナンス期間に入ります」
―治療でほかに注意する点は。
「矯正治療は自由診療なので医療機関ごとに料金やシステムが異なります。保険が使えるのは顎変形症や唇顎口蓋裂などに限られます。治療は長期間になるので、よく相談し信頼できる施設を選んで下さい。長期間通える場所にあることも重要で、治療を始めたら定期的に通院し、最後まで受けて終えるようにしましょう。その後のメンテナンスも忘れないで下さい」(共同通信 江頭建彦)(2009/10/06)


