からだ・こころナビ
2009.10.06
目元の化粧には注意を
コンタクト汚染の原因にも
まぶたの粘膜部分にもメークするなど、目元を強調する化粧が若い女性を中心に広がっている。専門医は、目の健康を損ねたりコンタクトレンズを汚染したりしないよう注意を促している。
まぶたには「マイボーム腺」という皮脂腺が存在。分泌される脂質成分が、涙の蒸発を防いで安定させる重要な働きをする。この出口(開口部)は、まつげより内側の粘膜部分にある。
「開口部をふさいでしまうアイメークは、涙の油層の状態が悪化してドライアイの原因になる可能性も指摘されている。クレンジング剤が(まぶたと眼球のすき間の)結膜のうに入る恐れも高まる」
こう話すのは、山本病院 (和歌山県橋本市)眼科医長で近畿大非常勤講師の月山純子医師。最終的には眼球の角膜上皮などに障害が出ることも考えられるといい、まつげの内側へのメークは控えるとともに、クレンジング剤を使う際は直接まぶたになじませるより、コットンや綿棒でこすり取るように丁寧に落とす方が良いとしている。
一方、コンタクトレンズの汚染経路は(1)涙に溶け出した化粧品やクレンジング剤の成分が付く(2)化粧の際に誤って付着させる(3)化粧品などが手に付いた状態でレンズを扱う(4)化粧を落とす際に結膜のうに入る―に大別される。
「『コンタクトは外して使う』と小さく表示しているクレンジング剤もあるが、注意している人は少ないのでは」と、月山さん。レンズメーカーのチバビジョン が18~34歳の300人に行ったアンケートでも、レンズをしたまま化粧を落とす人は約7割に上った。
月山さんは、酸素透過性の高さなどからシェアが拡大しているシリコーンハイドロゲルレンズに着目。脂質との親和性があるシリコーンが、化粧品などの成分も吸着してしまうのではないかと考え、複数のメーカーの製品で実験したところ、汚れが浸透し、変形してしまうレンズもあった。
レンズ表面に「プラズマコーティング」と呼ばれる処理をしたレンズではこうした影響はなかったというが、月山さんは「レンズを入れたままのメークやクレンジングには注意し、レンズを扱う前のせっけんでの手洗いと、レンズのこすり洗いをしっかりやってほしい」と話している。

まぶたには「マイボーム腺」という皮脂腺が存在。分泌される脂質成分が、涙の蒸発を防いで安定させる重要な働きをする。この出口(開口部)は、まつげより内側の粘膜部分にある。
「開口部をふさいでしまうアイメークは、涙の油層の状態が悪化してドライアイの原因になる可能性も指摘されている。クレンジング剤が(まぶたと眼球のすき間の)結膜のうに入る恐れも高まる」
こう話すのは、山本病院 (和歌山県橋本市)眼科医長で近畿大非常勤講師の月山純子医師。最終的には眼球の角膜上皮などに障害が出ることも考えられるといい、まつげの内側へのメークは控えるとともに、クレンジング剤を使う際は直接まぶたになじませるより、コットンや綿棒でこすり取るように丁寧に落とす方が良いとしている。
一方、コンタクトレンズの汚染経路は(1)涙に溶け出した化粧品やクレンジング剤の成分が付く(2)化粧の際に誤って付着させる(3)化粧品などが手に付いた状態でレンズを扱う(4)化粧を落とす際に結膜のうに入る―に大別される。
「『コンタクトは外して使う』と小さく表示しているクレンジング剤もあるが、注意している人は少ないのでは」と、月山さん。レンズメーカーのチバビジョン が18~34歳の300人に行ったアンケートでも、レンズをしたまま化粧を落とす人は約7割に上った。
月山さんは、酸素透過性の高さなどからシェアが拡大しているシリコーンハイドロゲルレンズに着目。脂質との親和性があるシリコーンが、化粧品などの成分も吸着してしまうのではないかと考え、複数のメーカーの製品で実験したところ、汚れが浸透し、変形してしまうレンズもあった。
レンズ表面に「プラズマコーティング」と呼ばれる処理をしたレンズではこうした影響はなかったというが、月山さんは「レンズを入れたままのメークやクレンジングには注意し、レンズを扱う前のせっけんでの手洗いと、レンズのこすり洗いをしっかりやってほしい」と話している。


