からだ・こころナビ
2009.09.22
毎年流行でも「知らない」
乳児の大敵、RSウイルス
毎年冬に流行のピークを迎える乳幼児中心のかぜ「RSウイルス」感染症。2歳までにほぼ100%が感染するとされ、抗体が少ない早産児や6カ月未満の子などで重症化の危険があるが、母親の7割が「知らない」との調査結果も。小児科医らは「病名を知って予防を」と呼び掛けている。
国立感染症研究所 のまとめでは、今年は7月中旬から感染の報告がじりじりと増加。福島県立医大 の細矢光亮教授(小児感染症学)は「最近は夏から流行が始まる年もみられる」と指摘する。
大人は鼻水が出る程度で、子どもでも軽い発熱などで済むことが多いが、細気管支炎や肺炎を起こす危険もある。実用化された抗ウイルス薬はなく、発症してしまうと点滴での水分補給や気管支拡張剤の投与など、対症療法になるという。
有効な予防法は流行開始直前から月1回、抗体を注射することだが、1回約16万円と高価。保険や乳児医療の適用で負担が低減できるのは早産児や肺、心臓に疾患がある場合に限られる。
一般的な対策として細矢教授は、手洗いやマスクの重要性を訴える。
RSウイルス感染症は生涯に何度もかかるうちに症状が軽くなっていく特徴があるため、大人は自分の感染を軽視しがちだ。しかしウイルスは体外に出ても6時間程度は感染力が落ちないため、はなをかんだ後の手で触れたテーブルなどを介し、子どもに感染させてしまう恐れもあるという。
東京女子医大 の楠田聡教授(周産期医学)によると、2歳未満の子どもを持つ約1万人の母親にインターネット上で行った意識調査では、RSウイルス感染症を知っている人は全体の約3割。楠田教授は「まずは病名を知ってもらうことが大切だ」。細矢教授も「大人はただの鼻かぜと思わずに、対策を取ってほしい」と強調する。
予防には外から帰った際や食事前の手洗いが大切だといい、症状が出た場合はマスクをすれば手で顔に触れる機会も減る。人込みを避けたり、身の回りの物をアルコールで小まめに消毒したりすることも心掛けるべきだとしている。
医薬品大手アボットジャパンは8月から、RSウイルスの情報サイトを設けている。アドレスはhttp://rsvinfo.net/
国立感染症研究所 のまとめでは、今年は7月中旬から感染の報告がじりじりと増加。福島県立医大 の細矢光亮教授(小児感染症学)は「最近は夏から流行が始まる年もみられる」と指摘する。

大人は鼻水が出る程度で、子どもでも軽い発熱などで済むことが多いが、細気管支炎や肺炎を起こす危険もある。実用化された抗ウイルス薬はなく、発症してしまうと点滴での水分補給や気管支拡張剤の投与など、対症療法になるという。
有効な予防法は流行開始直前から月1回、抗体を注射することだが、1回約16万円と高価。保険や乳児医療の適用で負担が低減できるのは早産児や肺、心臓に疾患がある場合に限られる。
一般的な対策として細矢教授は、手洗いやマスクの重要性を訴える。
RSウイルス感染症は生涯に何度もかかるうちに症状が軽くなっていく特徴があるため、大人は自分の感染を軽視しがちだ。しかしウイルスは体外に出ても6時間程度は感染力が落ちないため、はなをかんだ後の手で触れたテーブルなどを介し、子どもに感染させてしまう恐れもあるという。
東京女子医大 の楠田聡教授(周産期医学)によると、2歳未満の子どもを持つ約1万人の母親にインターネット上で行った意識調査では、RSウイルス感染症を知っている人は全体の約3割。楠田教授は「まずは病名を知ってもらうことが大切だ」。細矢教授も「大人はただの鼻かぜと思わずに、対策を取ってほしい」と強調する。
予防には外から帰った際や食事前の手洗いが大切だといい、症状が出た場合はマスクをすれば手で顔に触れる機会も減る。人込みを避けたり、身の回りの物をアルコールで小まめに消毒したりすることも心掛けるべきだとしている。
医薬品大手アボットジャパンは8月から、RSウイルスの情報サイトを設けている。アドレスはhttp://rsvinfo.net/


