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2009.08.25
「新型インフルエンザ-2」
タミフル耐性の監視を
安井良則主任研究官
世界中に広がり続ける新型インフルエンザ。国内発生当初、大阪府内での疫学調査などに当たった国立感染症研究所感染症情報センター の安井良則主任研究官に、実態や、秋以降に予想される大流行への備えを聞いた。
―新型インフルエンザの症状は季節性と同じと考えてよいか。
「新型の主な症状は発熱のほか、せきやくしゃみ、のどが痛くなるなどの急性呼吸器症状、悪寒や全身倦怠感、関節痛。季節性とほぼ同じと考えていいだろう。国内の患者で下痢の症状も確認されたが、米国での報告ほど頻度は高くないようだ」
―罹患率をどうみているか。
「はっきり分かっていないことが多いが、新型は『しっかりかかる』と言える。季節性では感染しても気付かない人が多くいる。特に過去に感染の経験がある人たちだ。症状が軽く済み、ただの風邪と思ってしまう場合も多いだろう。新型はほとんどの人が免疫がないため感染した場合に発病する人が多く、しっかりとインフルエンザの症状を呈すると思われる」
―治療は。
「早期のインフルエンザ治療薬の投与が有効だろう。われわれのチームが大阪府で行った疫学調査では、治療薬タミフルやリレンザを早期投与した場合、発熱期間が短かったとの結果が出た」
「発症して24時間以内に治療薬を投与した場合、38度以上の熱があった期間の平均は1・9日間。発症1日後では2・5日間、発症2~5日後では3・4日間と、投与が早いほど発熱期間が短かった。タミフルでもリレンザでも発熱した期間に違いは見られなかった」
―新型インフルエンザには普段接種しているインフルエンザワクチンは効くのか。
「効かないだろう。季節性インフルエンザのワクチンにはAソ連型(H1N1型)、A香港型(H3N2型)、B型の3種類の抗原が入っている。新型はH1N1型で、Aソ連型と同じ型に分類されるが、抗原性が大きく異なるため従来の季節性インフルエンザのワクチンは効果が期待できない」
―国内の新型の患者で、タミフルに耐性を持つウイルスが検出されたとの報告があるが。
「タミフルの使用で発生したと考えられるが、今のところこのウイルスによる周囲への感染拡大は見られていない。現在、Aソ連型ウイルスのほとんどがタミフル耐性で、このウイルスと新型が混じり合う交雑が起きて耐性を獲得することが心配だ。注意深く監視する必要がある」(共同通信 山本峰次)(2009/08/25)
―新型インフルエンザの症状は季節性と同じと考えてよいか。「新型の主な症状は発熱のほか、せきやくしゃみ、のどが痛くなるなどの急性呼吸器症状、悪寒や全身倦怠感、関節痛。季節性とほぼ同じと考えていいだろう。国内の患者で下痢の症状も確認されたが、米国での報告ほど頻度は高くないようだ」
―罹患率をどうみているか。
「はっきり分かっていないことが多いが、新型は『しっかりかかる』と言える。季節性では感染しても気付かない人が多くいる。特に過去に感染の経験がある人たちだ。症状が軽く済み、ただの風邪と思ってしまう場合も多いだろう。新型はほとんどの人が免疫がないため感染した場合に発病する人が多く、しっかりとインフルエンザの症状を呈すると思われる」
―治療は。
「早期のインフルエンザ治療薬の投与が有効だろう。われわれのチームが大阪府で行った疫学調査では、治療薬タミフルやリレンザを早期投与した場合、発熱期間が短かったとの結果が出た」
「発症して24時間以内に治療薬を投与した場合、38度以上の熱があった期間の平均は1・9日間。発症1日後では2・5日間、発症2~5日後では3・4日間と、投与が早いほど発熱期間が短かった。タミフルでもリレンザでも発熱した期間に違いは見られなかった」
―新型インフルエンザには普段接種しているインフルエンザワクチンは効くのか。
「効かないだろう。季節性インフルエンザのワクチンにはAソ連型(H1N1型)、A香港型(H3N2型)、B型の3種類の抗原が入っている。新型はH1N1型で、Aソ連型と同じ型に分類されるが、抗原性が大きく異なるため従来の季節性インフルエンザのワクチンは効果が期待できない」
―国内の新型の患者で、タミフルに耐性を持つウイルスが検出されたとの報告があるが。
「タミフルの使用で発生したと考えられるが、今のところこのウイルスによる周囲への感染拡大は見られていない。現在、Aソ連型ウイルスのほとんどがタミフル耐性で、このウイルスと新型が混じり合う交雑が起きて耐性を獲得することが心配だ。注意深く監視する必要がある」(共同通信 山本峰次)(2009/08/25)


