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2009.04.07
ADHD専門の研究団体
治療や評価法を研究
注意欠陥多動性障害(ADHD)の診療や研究に携わる医師が、国内では初めてとなる専門の学術研究団体「日本ADHD研究会」を設立。3月20日に東京都内で総会を開いた。原因解明や適切な治療法に関する研究のほか、家庭や学校で障害を把握するための評価スケール(チェックリスト)、教育・啓発活動に利用するキットの整備などに取り組む。

「これまでは小児科、精神科が別々に医療を担っていた側面もあるが、一緒になって専門家集団をつくれるのではないかと考えた」と、理事長に就任した牛島定信・東京女子大教授。理事の市川宏伸・都立梅ケ丘病院長も「ADHDの原因はまだはっきりしていないが、効果のある治療薬が存在するなど、ほかの発達障害に比べ医療(の適用)性は高い」と話す。

総会では、厚生労働省研究班でADHDの診断・治療指針づくりに携わった研究会理事の斉藤万比古・国立国際医療センター国府台病院部長が講演。
ADHDはアスペルガー症候群などの広汎性発達障害や、虐待に関連した症状との鑑別が重要であることなどを指摘し「治療のゴールは、(周囲への)不適応の状態が好転し、当事者が『これが本当の自分だ』という肯定的な自己を確立できること」と強調した。
総会では、研究会を学会に"格上げ"することも決定。牛島理事長は「ADHDの概念を明確化して標準的診断や治療に関する啓発を図りたい。将来は、学会が受け皿となった専門医制度をつくることも課題だ」としている。 (2009/04/07)

「これまでは小児科、精神科が別々に医療を担っていた側面もあるが、一緒になって専門家集団をつくれるのではないかと考えた」と、理事長に就任した牛島定信・東京女子大教授。理事の市川宏伸・都立梅ケ丘病院長も「ADHDの原因はまだはっきりしていないが、効果のある治療薬が存在するなど、ほかの発達障害に比べ医療(の適用)性は高い」と話す。

総会では、厚生労働省研究班でADHDの診断・治療指針づくりに携わった研究会理事の斉藤万比古・国立国際医療センター国府台病院部長が講演。
ADHDはアスペルガー症候群などの広汎性発達障害や、虐待に関連した症状との鑑別が重要であることなどを指摘し「治療のゴールは、(周囲への)不適応の状態が好転し、当事者が『これが本当の自分だ』という肯定的な自己を確立できること」と強調した。
総会では、研究会を学会に"格上げ"することも決定。牛島理事長は「ADHDの概念を明確化して標準的診断や治療に関する啓発を図りたい。将来は、学会が受け皿となった専門医制度をつくることも課題だ」としている。 (2009/04/07)


