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加藤一二三のひふみん伝説60年

通算勝利数は歴代3位

通算勝利数は歴代3位

 私は公式戦における通算勝利数は歴代3位となる1320勝を挙げているが、そのうちの9割は名局であると自負している。これまでにそのうちの400局くらいを、自戦記としてしたため出版してきた。最新刊は昨年6月に刊行された『無敵棒銀 加藤流熱血道場』だが、これからも名局集を出版していきたいと考えている。  共同通信社協賛の「全日本アマチュア名人戦」は今年で70回目の開催を迎える。長い伝統を誇るアマチュア愛好家のための全国大会であるが、この大会に出場できるくらいの棋力を持つ人たちが、私の専門書籍の読者の一部と考えて張り切って執筆している。  ちなみにこの棋戦の優勝者は、共同通信社主催のプロの公式戦「棋王戦」の予選出場権を獲得することができる。それほどまでに伝統と格式ある闘いとなっている。  私たちプロ棋士が、本業である対局に専念し日々精進することができるのは、タイトル戦を創設し長年にわたり心を…[続きを読む]

2016年05月17日

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詰将棋と私vol.3

詰将棋と私vol.3

 私は、詰将棋をつくることが以前から好きだった。後年、東急百貨店開催の夏恒例のイベント「将棋まつり」の席上で、将棋ファンに10枚程度の駒を無作為に選んでいただいて、5分ほどの持ち時間で即興の7手詰作品を創作したこともある。大変楽しかった。  今年1月10日に3度目の出演を果...[続きを読む]

2016年04月18日

詰将棋と私vol.2

詰将棋と私vol.2

 私の詰将棋の主な読者であるところの、農業従事者の皆さんへのささやかな感謝の思いとして、野菜・果物はできる限り国産のものを頂くよう日頃より心掛けている。私の活力の源の一つが、野菜と果物であることは確かな事実で、いずれも日々の食卓に欠かしたことはない。私のトマト好きは近年、将棋界で...[続きを読む]

2016年03月15日

詰将棋と私vol.1

詰将棋と私vol.1

 幼稚園のころに将棋を覚えた私が、周りの大人たちを相手に対戦を重ねるうち、勝ってばかりいて、しまいには対戦する相手が皆無になり、しばらくの間、将棋から遠ざかって過ごした後、小学4年生のある日のこと、偶然にも目にした新聞の将棋観戦記をきっかけに再び将棋を指し始めたことは、これまで多...[続きを読む]

2016年02月10日
加藤一二三

加藤一二三・九段

1954年8月、14歳7カ月で史上最年少棋士となり、現在も破られていない。「神武以来の天才」と呼ばれ、居飛車の本格派として妥協のない棋風に特徴がある。タイトル獲得は名人1期、棋王2期など通算8期。対局数が2400局を楽に超え、歴代1位を更新中。順位戦ではA級を36期も務めたが、現在はC級2組。最近ではテレビのバラエティー番組に出演し、「ひふみん」の愛称でお茶の間の人気者にもなっている。福岡県嘉麻市出身。1940年1月1日生まれ。