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見学なう!

菓子製造工場からスカイツリー建設現場まで、世の中のしくみが学べる施設を小学生リポーターが訪問します。

2014年01月29日

びっくり!たわしの作り方 材料はシュロやヤシの木 

びっくり!たわしの作り方 材料はシュロやヤシの木 

自分で作ったたわし。年末の大そうじに使えるかな?=東京都北区

びっくり!たわしの作り方 材料はシュロやヤシの木 

 たわしの材料になるヤシの実の繊維を手に持つ馬淵さん(右)=東京都北区

びっくり!たわしの作り方 材料はシュロやヤシの木 

 ハンドルを回して針金をねじると、みるみる繊維がまきこまれていくよ。おもしろ~い!=東京都北区

 年末の大そうじなどに使うたわし。よく見るとふしぎな形をしているけど、どうやって作るのかな。わたし馬淵琉名(まぶちるな)(小4)が調べてきました。
   ☆   ☆
 たずねたのは、東京都北区の「亀(かめ)の子束子(たわし) 西尾商店(にしおしょうてん)」。統括(とうかつ)部長の鈴木康夫(すずきやすお)さんが、会社の正面に立つヤシのような木を見せてくれたよ。
 「シュロの木だよ。幹(みき)の表面に固い毛みたいなものがあるでしょ。みんながよく知っているあの卵形(たまごがた)のたわしは、こうしたシュロの木の皮やヤシの実からとった繊維(せんい)でできているんだ」
 木の繊維が材料!?
 「そう。くさりにくくて丈夫(じょうぶ)だし、繊維にふくまれる自然の油のおかげで洗剤(せんざい)なしでもよごれが落ちやすくなるんだよ」
 さっそく作り方を見せてもらいました。
 「長い針金(はりがね)を半分に折って機械にセットし、5センチぐらいに切ったヤシの実の繊維を針金の間に均等(きんとう)にならべてはさむんだ。機械のハンドルを回して針金をねじると―」
 うわぁ、横にねていた繊維の束が、針金にぐるぐるまきこまれながら立ち上がっていくよ! あっという間に太い棒(ぼう)みたいになっちゃった。
 「棒状(ぼうじょう)のたわしを二つに折り曲げて、なわをかければ完成。持ちやすく、力が入りやすいように工夫された形で、亀に似(に)ているから『亀の子たわし』って言うんだ。馬淵さんも作ってみる?」
 もちろん! 繊維をはさんだ針金をぐるぐる―あれ? 同じようにやったはずなのに、繊維がばらばらになっちゃった。
 「かんたんに見えるけど、繊維を均等にするのは、コツをつかむのに3年かかるといわれる職人技(しょくにんわざ)なんだよ」
 たわしの形にはこんなひみつがあったんだね。

【一口メモ】失敗から生まれた大発明 
 卵形のたわしは「亀の子束子西尾商店」の初代の社長さんが、今から約100年前に発明したんだよ。最初はシュロを使った足ふきマットを発売したんだけど、使ううちに毛足がつぶれる欠点が見つかって失敗。
 奥(おく)さんが、返品されたマットの一部、棒状の部分を折り曲げてそうじに使っているのを見て「これだ!」と思いついたんだって。失敗から生まれた大発明だね。

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