日記
2010.06.12 人生を変える出会い
子ども達の「世界に一つだけの花」の練習を手伝うメンバー子ども達の「世界に一つだけの花」の練習を手伝うメンバー
子ども達の「世界に一つだけの花」の練習を手伝うメンバーQ&A
子ども達の「世界に一つだけの花」の練習を手伝うメンバー活動を終えて

今日、僕は、みどりが先陣を切って始めたICEPの活動に参加して出会った、僕の考え方を変えるような出来事について話をしたいと思います。


数日前、僕達は仙台市郊外の病院へ行きました。ここは障がいを持った子ども達と深刻な病気を抱えた子ども達のための病院です。どれだけ深刻な場所なのか、病院に到着した時にわかりました。その日の朝、一人の子どもが亡くなり、その理由がわからない、とお医者さんが話してくれました。


最初は、いつも通り大勢の人の前で、楽器紹介、ソロの演奏、カルテットの演奏などを行いました。その後、演奏会場まで来られなかった子ども達のために、病室をまわりました。そこには一人の女の子がいました。彼女は親指だけしか動かす事ができません。そして親指を動かしているのは、彼女が嬉しい時のサインなのだそうです。


そして、感動した時、興奮した時でも体を少し揺らすようにしか動かせない男の子に出会った時は、とてもショックを受けました。彼の目は病気のためにうみのような物で覆われていて、全く動く気配もありません。僕は心の中で、自分達がここに来ても何の助けにもならないんじゃないか、と本気で思いました。しかし、僕達が演奏を始めたら、彼の目から涙が流れてきました。それを見た時、僕はあまりの感動で自分も泣き出しそうになり、もう少しで演奏が出来なくなりそうでした。


音楽が人々のために何が出来るのか、音楽の力というものが軽くみられているように思います。コンサート会場に足を運べない人々のために音楽を提供し、彼らの人生を幸せにしようと試みるこのプログラムの一員として活動をしていることを、僕はとても誇りに思います。


ヴィオラ ファイト・ヘルテンシュタイン(6月11日記)


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活動がスムーズに行われるように、かつ、時間の無駄にならないように、スタッフはあらゆることを想定して「(少し)余裕ある」旅のプランを準備しているつもりなのですが、なぜかいつも後ろを振り返り「急いで!」とメンバーに叫んでいる気がします。


今日は、報告会コンサートが行われた大阪から東京に戻ってきました。若手3人組はすっかり日本に慣れ、スタッフに頼らず、彼らだけで東京に戻って、午後には筑波大学附属桐が丘特別支援学校のバンド部の活動を見学しました。私は、日本のアウトリーチ活動や音楽教育についての研究のためにフィンランドから来られた先生と別行動で大学を訪問したのですが、ずっとカルテットと行動をともにしていた先生は、電車を乗り換えるたびに「時間ある?」「走らなくていいの?」「間に合う?」と心配そうに聞いてきます。どうやら1週間の同行で「ミュージック・シェアリングの活動=走る」というイメージが定着してしまったようです。楽器と荷物ともって走り続けるメンバーは、この活動を通じて、体力的にも確実にたくましくなっていると思います。


明日は「余裕があまりない=盛り沢山」の1日です。楽器をもって小走りしている4人+αのグループを東京で見かけたらICEPのメンバーたちです。


五嶋みどりアシスタント 花田由美子(6月11日記)


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Dear all,


Today I want to tell you about a very special moment in this whole project which really made me think different about what Midori has initiated with programs like ICEP. Some days ago we went to see a hospital outside of Sendai which is for disabled children and children with serious deseases. How serious that we could feel already when we arrived: The doctor told us that one child which we should visit died just this morning and they still don't know why. First we had our normal presentation with introducing the instruments, playing solo and than together as a quartet for a bigger crowd. After that we were going around to play a little quartet for the special cases which where not able to be transported to the room where we played. There was one kid who only could move her thumbs (we heard from the nurse that this is her sign for being happy) - but the big shock for me came when we saw a boy who could only shake his body a little when he is very excited. His eyes were almost completely covered with pus and he didn't move at all - at this point I was seriously questioning myself if there is any help in what we are doing here. But when we started to play I looked at him again and I could see tears coming out of his eyes. In this moment I almost had to stop playing because I wanted to cry myself!
I think that we often underestimate what the music is able to do with human beings and I am very proud to be part of a program which tries to bring the music to people who have obviously problems in just going to a concert hall and tries to give them a happy moment in their life.


Veit