47NEWS >  コラム
47コラム

日めくり

 フリン米大統領補佐官(国家安全保障問題担当)がトランプ政権発足前にロシア側と対ロ制裁解除について協議した責任を取り辞任するきっかけをつくったのは、協議内容を報じたワシントン・ポスト紙のすっぱ抜きだったが、今度はニューヨーク・タイムズ紙とCNNテレビが、トランプ陣営とロシアとの知られていなかった関係をスクープ、トランプ政権に動揺が走っている。スキャンダルは進展次第では、ニクソン元米大統領を辞任に追い込んだウォーターゲート事件に並ぶ「ロシアンゲート」となりかねない破壊力を秘めている。

 フリン氏はトランプ政権発足前、ロシアのキスリャク駐米大使と電話で会談。対ロ制裁解除について協議したが、その内容をペンス副大統領らに明かさずペンス氏に間違った内容の発表をさせた。トランプ大統領は「信頼が損なわれた」とフリン氏に辞任を迫り、事実上、更迭した。

 ところがその後、ニューヨーク・タイムズ電子版とCNNが、フリン氏以外にも、トランプ氏が大統領候補だった際の選対幹部ら、複数のトランプ氏側近がロシア情報機関幹部と接触していたと報道。米情報機関の通信傍受の分析結果だとした上で、接触の時期は、トランプ氏勝利を後押しするためにロシアが民主党のクリントン候補陣営に対するサイバー攻撃を実行したとされる時期と重なると指摘。トランプ陣営とロシア情報機関が共謀して、クリントン氏への攻撃を仕掛けたとの疑惑をうかがわせる内容となっている。

 事実とすれば、合衆国大統領の陣営が外国の情報機関と共謀して、違法行為を行ったという前代未聞のスキャンダルとなる。トランプ政権を揺るがす事態となるのは必至だが、ロシア側と接触したと名指しされ、トランプ氏の選対本部で参謀を務めたマナフォート氏は「ばかげた話だ。ロシアの情報機関員と承知の上で、彼らと話したことはまったくない」と否定した。

 しかし、ロシアの英字紙モスクワ・タイムズ電子版によると、ロシアのリャプコフ外務次官は昨年11月の米大統領選直後、選挙期間中にトランプ陣営とロシア高官の間に接触があったことを認めている(情報機関員とは言わなかったが)。連邦捜査局(FBI)はトランプ氏側近ら関係者の渡航や金融取引の履歴を調査している上、事情聴取も行うなど全容解明を進めており、今後事態が急展開する恐れもある。

 こうした状況に、トランプ氏は15日「クリミアはオバマ政権の時にロシアに奪われた。オバマはロシアにあまりにも弱腰だったのではないか」とツイート。クリミア問題とウクライナ情勢について、オバマ前政権以上に強硬な対応で臨むことをうかがわせた。ロシアとの関係に対する批判を受け、対ロ強硬姿勢を示さざるを得なかったものとみられている。 (47NEWS編集部 太田清)

日めくりTOPへ>>

北海道新聞
東奥日報
河北新報
デイリー東北
秋田魁新報
岩手日報
山形新聞
福島民報
福島民友
下野新聞
茨城新聞
千葉日報
上毛新聞
神奈川新聞
山梨日日新聞
信濃毎日新聞
新潟日報
中日新聞
静岡新聞
伊勢新聞
岐阜新聞
北国新聞
福井新聞
京都新聞
神戸新聞
奈良新聞
紀伊民報
山陽新聞
中国新聞
日本海新聞
山陰中央新報
山口新聞
四国新聞
愛媛新聞
徳島新聞
高知新聞
西日本新聞
宮崎日日新聞
長崎新聞
佐賀新聞
熊本日日新聞
南日本新聞
琉球新報
沖縄タイムス

2017年02月14日

「リレーコラム」ソフトバンク松坂大輔、完全復活な

 「平成の怪物」が右肩手術からの完全復活へ腕を振り続けている。プロ野球で覇権奪還を目指すソフトバンクで、ひときわ今季にかける思いが強いのが松坂大輔投手だ。  米大リーグから日本球界復帰3年目だ… [続きを読む]