陸前高田の流木でバイオリン 名古屋で旋律響く-【ホッとニュース - 47NEWS(よんななニュース)
 バイオリン修復家の中沢宗幸さん(71)=東京都渋谷区=が、東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の家屋の柱などを加工して制作したバイオリンが、国内外の音楽家の手を回り、各地で演奏されている。3日夜には、宗幸さんの妻でバイオリン奏者のきみ子さん(62)が名古屋市中区の宗次ホールであった演奏会で、シューベルトの「アヴェ・マリア」を奏でた。 「流された柱をバイオリンにすれば、被災者の思い出の詰まった家が音としてずっと残るんじゃないか」。バイオリニストとして国際的な舞台で活躍するきみ子さんは演奏に入る前、170人の聴衆に夫とバイオリンの制作を決めた思いを語った。「目を閉じ、黙とうしながら聴いてください」と告げ、優しく太い旋律を響かせた。 バイオリンの名器・ストラディバリウスの修理で、著名な音楽家の信頼を得ている宗幸さんは、今年3月の震災1年を前に陸前高田市へ向かった。がれきから家屋に使われたとみられるマツとカエデを拾い集め、バイオリン2本を作った。日本の木はバイオリンに不向きとされるが、板の厚みなどを工夫し、音を調節した。弦のない裏側には知人の中国人画家に高田松原で唯一残った「奇跡の一... 【キーワード】 被災者 きみ子 中沢宗幸 ...

陸前高田の流木でバイオリン 名古屋で旋律響く-【中日新聞
 バイオリン修復家の中沢宗幸さん(71)=東京都渋谷区=が、東日本大震災の津波で流された岩手県陸前高田市の家屋の柱などを加工して制作したバイオリンが、国内外の音楽家の手を回り、各地で演奏されている。三日夜には、宗幸さんの妻でバイオリン奏者のきみ子さん(62)が名古屋市中区の宗次ホールであった演奏会で、シューベルトの「アヴェ・マリア」を奏でた。  「流された柱をバイオリンにすれば、被災者の思い出の詰まった家が音としてずっと残るんじゃないか」。バイオリニストとして国際的な舞台で活躍するきみ子さんは演奏に入る前、百七十人の聴衆に夫とバイオリンの制作を決めた思いを語った。「目を閉じ、黙とうしながら聴いてください」と告げ、優しく太い旋律を響かせた。  バイオリンの名器・ストラディバリウスの修理で、著名な音楽家の信頼を得ている宗幸さんは、今年三月の震災一年を前に陸前高田市へ向かった。がれきから家屋に使われたとみられるマツとカエデを拾い集め、バイオリン二本を作った。日本の木はバイオリンに不向きとされるが、板の厚みなどを工夫し、音を調節した。弦のない裏側には知人の中国人画家に高田松原で唯一残っ... 【キーワード】 被災者 きみ子 中沢宗幸 ...