新宿/キャバ嬢
今や若い女性の「なりたい職業」上位に入るキャバクラ嬢。ゴージャスな巻き髪やメーク、ファッションは、日本の若者文化の一つの象徴だ。アラーキーこと、写真家の荒木経惟さんが、そんなキャバ嬢の日常を撮った。
東京・新宿歌舞伎町のキャバクラで働く華沢友里奈さん(20)は、雑誌「小悪魔ageha」のモデルとしても活躍している。行きつけのヘアサロンを訪ねると、髪のボリュームを出す“盛り”とメークの真っ最中。
おぉ、目、パッカパカだね。髪もクルクルでいいじゃない
イケメンホストが行き交う路地を歩き、近くの自宅マンションへ。帰りを待っていたのは愛犬のルイだ。すっかりルイに懐かれ、メガネまで舐められたアラーキー。「日中は携帯で遊んでいるか、キャバ嬢仲間と長電話しているか。もうダメダメなんですよ~」とあっけらかんと笑う華沢さん。キャバクラで働いていることは親には内緒だ。「でも、いつかお母さんに、モデルで出たりして、頑張ってるよって言いたいな」
部屋で続く2人のセッション。写真機がぐんと近づき、華沢さんの表情が変わる。
顔を撮ろう。そのまま行くぞ
よし、その顔だ!
メークの奥にある、一人の女性の「素顔」が立ち上がる瞬間。その時ばかりは、ルイも静かに2人を見上げていた。





