吉祥寺/将棋道場
将棋を題材にした漫画が相次いでヒットするなど、若者の間で高まる将棋人気。そんな中、小学6年の竹俣紅さん(12)がプロ顔負けの天才少女として注目を集めている。アラーキーこと、写真家の荒木経惟さんが、麗しき“駒姫”の対局を撮った。
東京・吉祥寺の雑居ビルの中にある「将棋サロン吉祥寺」は、竹俣さんが通う将棋道場だ。年配の男性たちに交じり、女子大生ら若者も多い。花柄のワンピース姿で、ちょこんとソファに座っていた竹俣さん。
かわいいね。羽生名人みたいに扇子持ってるのがいいな
高校1年の先輩男子との対局が始まると、あどけない表情が一転、鋭くなる。ピシッ、ピシッと駒を指す音が響く中、2人の横であぐらをかき、シャッターを切るアラーキー。
いい顔するなあ。やっぱり将棋が顔を作ってるね。りりしいよ
小学1年で始めた将棋に「ビビッときた」という竹俣さん。この4月には女性プロ2人を破り、小学生として初めて女流王将戦の本選に進んだ。「どんなに定石を覚えても勝てるわけじゃない。オリジナリティーを自分で生み出すのが楽しい」。約1時間の対局後、再び小学生の笑顔に戻った竹俣さんに、感心しきりのアラーキーが一言。
将棋道場に鶴がいたね
