歌舞伎町/カラオケ
定年後の男性は、折を見ては元同僚たちと“同窓会”を開いている。東京・歌舞伎町のバー「花車」は、そんなおじさんたちの社交場。アラーキーこと、写真家の荒木経惟さんが、歌合戦の幸福写真を撮った。
この日集った囲碁同好会のメンバーは、会社勤めの時代から研さんを積んできた仲間だ。定年退職後は月に1回、新宿の碁会所に集合。数局の手合わせの後、花車に繰り出し、マイク片手にカラオケをすることにしている。
目を閉じたりして歌っている姿が、幸せに満ちているねえ
メンバーのほとんどが70代。選曲したのは「東京の灯よいつ迄も」「ふるさとのはなしをしよう」など昭和のヒット曲ばかりだ。モーレツ会社員の時から歌い込んでいるだけあり、味わい深く聞かせる。
歌い方に人生が染み込んでいる。男同士でずっと仲良くしているのがいいじゃない
呼吸がぴったりと合った、写真と歌と男の友情の楽しいハーモニーが生まれた。



