2013/09/15 CHOFU

調布/女性便利屋さん

「元気つけてね」。野菜炒めをほおばる賀川雄二さん(右)と、ほほ笑む小高かほるさん

 食事作り、掃除洗濯から悩み相談まで、日常生活の手伝いをする「便利屋さん」が増えている。写真家の荒木経惟さんが、家庭料理が自慢の女性便利屋さんと一人暮らしの男性の交流を撮った。

 東京都調布市のアパートの一室に小気味よい包丁の音が響く。自作のエプロンがよく似合う小高かほるさんは「女性スタッフだけの便利屋」が看板の会社クライアントパートナーズのシニアスタッフだ。依頼者は雑誌校正などが仕事の賀川雄二さん。一人暮らし歴5年でやはり外食が多い。小高さんへの希望は一言「栄養満点で」。 「オッケー、任しといて」と小高さん。

「面白いなあ。こういうの、時代の流れだよ。でも男がだらしなくなっちゃうかもね」と笑うアラーキー。


 「雄ちゃん、しょうゆどこー?」「大きいお皿ある?」。台所で肩を並べる2人の後ろ姿を撮るアラーキー。できあがったのは山盛りの野菜炒めと豚肉のしょうが焼き。手際良く、シンプルな「お母さんの味」だ。「うまいっす」と豪快にかき込む賀川さんに、「おいしそうに食べてくれるのが、一番うれしいのよね」と小高さん。

 

 「いいねえ。どっちにとっても、いい時間が流れてるよ。やっぱりさ、大事なのは、笑顔を料理するってことなんじゃない?」

ご飯まだかなー

自作の純白エプロンで台所に。アラーキーいわく「メリーポピンズみたい」

ニンニクを入れ、ラードで炒めるのが小高さん流の野菜炒め