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  • 「大ヒット盤」℃-ute『悲しき雨降り/アダムとイブのジレンマ』 本格派とアイドル性を兼ね備え飛躍 


     ℃-ute『悲しき雨降り/アダムとイブのジレンマ』

     22作目。歌やダンスが曲ごとに複雑化するモーニング娘。に、イライラさせるアイドルとして人気の嗣永桃子が所属するBerryz工房と、姉妹グループの話題の割に21作連続ヒットすら注目度の低い彼女たち。しかし、本作は飛躍への意気込みを一層感じさせる。

     『悲しき~』は、別れ間際の心境を雨空に重ねた歌詞だが、ハードな曲調で後戻りできないことが際立つ。全員の歌唱が安定しつつ、声を張って歌い上げる子(鈴木愛理はソロで難曲も聞きたい)と語尾がつんく♂節で可愛い子のあんばいが旨く、本格派とアイドル性を兼ね備えているのが分かる。

     『アダムと~』は、大人の階段を上り始めた男女を描いているが、Hな雰囲気もなく、むしろ細分化されたパートをスムーズにリレーして歌うチームワークに感心。

     過激さだけがニュースになる昨今だが、今後もアイドル界の良心として存続してもらいたい。本作は、ダンサブルなポップスを開拓した荻野目洋子や早見優らの往年ファンもハマれるはず。

     (ゼティマ・通常盤A 1050円)=つのはず誠

      【共同通信】