『カワサキ・キッド』東山紀之著 “ヒガシ”の作られ方![]() カワサキ・ガールだった私。小3の遠足のバスでガイドのお姉さんが「あそこが少年隊の東山さんの実家なんですよ」と。その一言が今もなぜかずっと頭の中に。 女優の木村佳乃さんとの交際が順調な少年隊の東山紀之さん。いよいよ結婚!?とも噂される中、自身の過去を振り返るエッセーを出版。 「ヒガシと言えば森光子でしょ!」と、ワイドショーさながらの好奇心から読み始めるも、内容の濃さにすっかりハマってしまった。 幼い頃の苦労した話。3歳のときに両親が離婚。当時、公害もひどかった川崎の小さなアパートに家族3人で暮らしていたこと。母の再婚相手の暴力や、母の多額の借金を肩代わりした話など、今まで語られることのなかったエピソードが赤裸々に語られている。もちろん、森光子さんとの思い出やジャニーさんとの出会い、ジャニーズ事務所のことなどの芸能情報もあり、ミーハー心も十分満たされる。 また、20年以上『一日腹筋1000回、1カ月で100キロ走る』というルールを自らに課し、一日たりとも欠かしたことがないそうだ。「風邪をひこうが、海外に行こうが関係ない」。…絶句。デビューして2年後、多忙のために円形脱毛症になるなど、体調を壊したことがきっかけで始めたそうなのだが、想像以上のストイックさに言葉をなくす。 自分の内面をさらけ出すということは、勇気のいること。今回あえてそこに挑戦したのは、結婚前に自分の人生を整理したかったから!? (朝日新聞出版 1500円+税)=江藤かんな 【共同通信】
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