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  • 手塚治虫さんのノート、初出版へ 創作原点示す貴重な資料


     手塚治虫さんの「来るべき世界」の創作ノート(右)と実際に出版された作品(手塚プロダクション協力)

     漫画家手塚治虫さん(1928~89年)が昭和20年代に漫画の下描きやせりふの構成などを記したノートを復刻した本が、初めて小学館クリエイティブ(東京)から出版されることが1日、分かった。「メトロポリス」「ジャングル大帝」などの構想の跡がうかがえ、手塚さんの創作の原点を知る上で貴重な資料となりそうだ。

     手塚プロダクションによると、94年に都内の自宅で、48~59年ごろに使われた大学ノートなど計75冊を発見。これまで一部は公開されたことがあるが、詳しい内容が明らかになるのは初めて。

     初期の作品「来るべき世界」は、きれいな下描きがノートに残っており、あまり丁寧に下描きするタイプではなかった手塚さんとしては非常に珍しい。「ジャングル大帝」のせりふは脚本のように書かれていて、映画や演劇などさまざまな芸術に親しんだ手塚さんらしさが表れている。

     小学館クリエイティブは初期の創作ノート10冊を、複製原画や、16歳のときに描いた「幽霊男」「恐怖菌」「勝利の日まで」の3作と併せ「手塚治虫の創作ノートと初期作品集」として12月に刊行する。

      【共同通信】