新卒枠での既卒者募集25% 年齢や卒業後の期間が壁厚生労働省が3日発表した8月の労働経済動向調査(年4回実施)によると、2009年8月から今年7月末までの1年間で、正社員を募集する際に、既卒者の応募を新卒者採用枠で受け付けた事業所は25%だった。景気の先行き不透明感から採用の抑制傾向が続いていることもあり、前年比2ポイント減。中途採用枠で受け付けた事業所も6ポイント減の33%にとどまった。 新卒者採用枠に応募することができた事業所のうち、年齢を制限したのは3ポイント増の50%で、半数以上が「24歳以下」とした。学校卒業後の経過期間に条件をつけたのは前年と同じ30%で、半数が「1年以内」だった。 厚労省は「卒業して時間がたつほど、正社員への道が険しくなる。状況は以前と変わらない」と指摘。新卒者を春に一括入社させる採用慣行が根強いことが、大きな要因とみられる。 政府はこうした状況をふまえて、卒業後3年以内の既卒者を新卒者と同様に扱われるようにするため、雇用対策法に基づく指針の改正などを緊急雇用対策に盛り込んだ。 新卒枠で既卒者の応募を受け付けた事業所では、その60%が実際に正社員として採用。中途採用枠で募集した事業所は75%が採用した。 【共同通信】
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