三セクの損失補償は無効 長野・安曇野市側が敗訴長野県安曇野市が第三セクターに融資した金融機関との間で、市が損失補償すると契約したのは違法だとして、市議が補償の差し止めなどを求めた訴訟の判決で、東京高裁は30日、請求を退けた一審長野地裁判決を変更し、差し止めを命じた。 加藤新太郎裁判長は契約内容について「政府や自治体の民間会社などへの債務保証を禁じた財政援助制限法に違反し無効」と指摘した。 判決は、市側が結んだ損失補償契約が制限法で禁じられている債務保証と同様の機能を果たすと位置付けており、その上で差し止めを命じた判断は極めて異例。赤字の運営も多いとされる三セクや地方公社などの経営に影響を与えそうだ。 判決によると、旧三郷村(現安曇野市)などは2003年に農産物加工などを手掛ける三セクを設立。同12月から08年1月にかけて、村や合併後の市はこの三セクが複数の金融機関から受けた融資に関し、計約3億5千万円の元本や利息を補償するとの契約を結んだ。 【共同通信】
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