「1Q84」は米テロが影響 村上さん、オスロで講演【オスロ共同】「小説を書くのは夢を見るのと同じ。夢は目覚めたら消えるけど、私には夢の続きが書ける」―。作家の村上春樹さんが23日夜、ノルウェーの首都オスロで講演会を行い、約800人の聴衆が、創作活動をめぐる裏話や、村上さん本人による短編小説の朗読などを楽しんだ。 最新作「1Q84」については「米中枢同時テロはあまりにも完ぺきで、現実以上にリアル。現実と平行して違う世界があるように感じたが、これがなければ米大統領は別人でイラク戦争もなかった。まさにシュールだ」と述べ、「こんな感覚で1Q84を書いた」と明かした。 講演は対談形式で行われ、朗読以外は英語。村上さんは創作方法について「長編でも何の計画もしない。だから何が飛び出すか分からない」と強調した。 「子供のころ読書が好きで、次のページで何が起こるかとわくわくした。それを書き手としてやっている。突然ジョニー・ウォーカー(「海辺のカフカ」の登場人物)が頭に浮かび、私はショックだった。こいつは誰なんだ、と」 村上さんは夫人と共に、既にオスロに約1カ月滞在。「人生で一番涼しい夏だった」という。 【共同通信】
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