新規エイズ患者、過去最多 4~6月、母子感染例も厚生労働省のエイズ動向委員会は13日、エイズウイルス(HIV)感染に気付かないままいきなり発症したエイズ患者は、4~6月に新たに129人報告され、3カ月間ごとの集計では過去最多だったと発表した。また4年ぶりに母子感染が1件報告された。 HIV感染の有無を調べる自治体の抗体検査は3万1691件。1~3月より約2千件増えたが、前年同期に新型インフルエンザ流行の影響で大きく落ち込んで以来、低迷が続いている。 委員長の岩本愛吉東京大教授は「検査が行き渡っていないために(感染に気付かず発症する)患者が増えた可能性がある。検査を受けやすい体制強化など、発症前に感染を発見できるようにする必要がある」と話した。 発症はしていない新規感染者は263人。母子感染のケースは、妊婦健診を受けず出産直前に病院に駆け込んだ可能性があるという。岩本教授は「感染が分かっていれば、治療で母子感染を防ぐことができる」と、事前検査の徹底を呼び掛けた。 患者は男性が125人と大半を占めた。同性間の性的接触による感染が68人。30代が43人と最多で、40代が38人、50代以上が30人だった。 【共同通信】
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