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  • 医薬の知財ファンドに出資 産業革新機構、特許を活用

     官民出資の投資ファンドである産業革新機構は6日、生物化学や医薬に関する知的財産に投資するファンド「LSIP(エルシップ)」を設立し、最大10億円を出資すると発表した。取得した特許を医薬品メーカーなどに提供し、バイオ産業の競争力強化につなげる。知的財産を活用したファンドは国内初という。

     LSIPは、大学や研究機関に眠るがんやアルツハイマー、胚性幹細胞(ES細胞)などに関する特許を買って情報や内容を集約。特許の提供を受けた医薬品メーカーやベンチャー企業が実用化に向けた試験に進んだ場合、報酬を受け取る。

     革新機構は当初6億円を出資し、3年以内に10億円に引き上げる方針。武田薬品工業が既に出資を決めており、ほかの製薬大手にも参加を呼び掛けている。運営は、大手製薬会社で知的財産を担当した専門家らで構成する「知的財産戦略ネットワーク」(東京)が担い、秋から活動を始める。

     記者会見した革新機構の能見公一社長は「日本は技術で勝っても事業で負けるといわれており、知財の事業化は重要な課題だ」と強調した。

      【共同通信】