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  • 大戦前夜、米に「友好強化を」 ムソリーニが手書きの書簡


     28日、米ワシントンの国立公文書館で公開された、イタリアの独裁者ムソリーニがルーズベルト米大統領に送った手書きの書簡(AP=共同)

     【ワシントン共同】米国立公文書館は30日までに、第2次世界大戦勃発6年前の1933年6月、イタリアの独裁者ムソリーニ首相がルーズベルト米大統領の就任を祝福し、2国間の「友好関係」を発展強化させるよう訴えた手書きの書簡を発表した。

     イタリアは後に日本、ドイツと枢軸国を形成し、米、英、フランスなど連合国と対決することになるが、大戦前夜の外交の一端が明らかになった。

     書簡でムソリーニは「米国とイタリアの関係はこれまでになく重要で友好的だ。今後さらに緊密で力強いものになることを確信し、そう望んでいる」と表明。さらにルーズベルトと会談し「米国とイタリアが互いに関心を抱く国際的な懸案」を協議したいとの意向を伝えた。

     ファシズム体制を築いて20年代から独裁を維持しイタリアの国際的立場を強めたムソリーニは、欧州の大国との戦争には当初消極的で、39年にナチス・ドイツの指導者ヒトラーが参戦を要請しても中立の態度をとった。結局40年6月に参戦。敗色濃厚となった43年7月に失脚し、45年4月に処刑された。

      【共同通信】