47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 動物胚に人のiPS移植へ 東大医科研、国内初

     人間の皮膚などから作製した人工多能性幹細胞(iPS細胞)をマウスなど動物の胚(受精卵)に移植する研究を、東京大医科学研究所の中内啓光教授らが計画、届け出を受けた文部科学省の専門委員会は28日、クローン技術規制法に基づく指針に適合しているとして承認した。

     2001年に制定された指針は、動物の胚にヒトの細胞を移植する「動物性集合胚」の作製を認めていたが、国に研究計画を提出したのは初。近く研究を始める。人間や動物の子宮への移植は禁止されている。

     届け出などによると、中内教授らの研究は、最終的に豚の体内で人間の臓器を作る目的。そのためには、発生初期の段階で人間と動物の細胞が混ざり合って正常に成長する能力(キメラ形成能)が必要になるが、人間のiPS細胞にはこの能力はないかもしれないとされている。

     中内教授らの計画は、マウスや豚、鳥の胚に人間のiPS細胞を移植し、キメラ形成能があるかどうかを評価する。数日間程度観察後、廃棄または標本にするという。

      【共同通信】