子育てさがし pokoさん 子育ての楽しさブログで実感![]() pokoこと松井美那枝さん ◎イライラも笑いに転換 6歳の長女と3歳の長男を題材にしたイラスト付きブログ「DaccHo!(だっちょ)」を開設する東京都在住のpokoこと松井美那枝さん(34)。ほのぼのとした4コマ漫画や、姉弟の歌声付き動画が人気を集め、現在は漫画家としても活躍中。「ブログは、子育ての楽しさを気づかせてくれる大事なツール」と考えている。 ▽イライラも笑いに ブログを開設したのは長女が2歳だった2005年。当時は、東京都内の会社でウェブデザイナーとして勤務していた。 「仕事と育児だけの生活で、周りに子どもがいる友達もいませんでした。両立の悩みも多く、ストレスがたまっていました」 ある日、夫と晩酌しながら、送り損じたファックス用紙の余白に長女の似顔絵を描くうち、おかっぱ頭のおしゃまな女の子「うーちゃん」のキャラクターが生まれた。 「『こんな顔するよね』などと話しながら落書きのように描いていたら楽しくなってストレス発散になりました。夫の勧めで初めはイラストと記事を公開するホームページをつくりました」 間もなく、ブログに移行。ブログ名は、長女がだっこをせがむ時に言っていた「だっちょして」が由来だ。長女との素朴なやり取りをイラストや4コマ漫画で紹介。仕事から帰って長女を寝かしつけた後、睡眠時間を削っての作業だったが、精神的にはむしろ余裕ができたという。 「子育てを客観的に見ることができるようになりました。それまでなら、いらついていた場面でも『ブログのネタになるかも』と思うと笑いに転換できる。子どもをよく見ると、楽しいことがたくさん見えてきます。『うちも同じ』『癒やされます』といったコメントが寄せられて、子育て中の人とコミュニケーションが取れるのも嬉しかったです」 ▽子どもの声残して やがて、長女が「ぶんぶんぶん」や「てるてるぼうず」などの童謡を歌う“生声”を自作のアニメにのせた動画の掲載も始めた。この動画が人気を集め、携帯電話でも見たいとの要望を受けて動画投稿サイト「ユーチューブ」上で公開。アクセス数はこれまでに200万件を超え、海外からも「何を言っているかわからないけどかわいい」と言ったコメントが寄せられた。 「動画を作ったのは、娘が覚えたての歌を歌ったり、おもしろいことを言ったりした時に携帯電話の録音機能でとったものが貯まっていて、何かできないかと考えたのがきっかけでした。軽い気持ちでアニメを付けたのが、反響の大きさに驚きました」 現在は小型のICレコーダーを使い、録音のチャンスを狙う。声の子育て記録は、文章で表現しきれない子どもらしい間合いまで残せるのが魅力だ。 「子どもが意識してしまうと自然な声が録れないので、タイミングには苦労します。一番多いのは夜寝る前。電気を消してから、そっと枕の後ろにレコーダーを隠します。ビデオでも声は残りますがカメラを意識してしまいがち。声だけの録音はお勧めです」 ▽主婦ブロガー大賞 06年3月、ブログサービス各社が協賛して選ぶ「日本ブログ大賞」の主婦ブロガー大賞を受賞。偶然にも、受賞が決まったのは、仕事と育児の両立で悩んでいた勤務先を退職した直後だった。 「受賞をきっかけにブログの書籍化が決まり、子育て関連のイラストや漫画執筆の依頼が寄せられるようになりました。退職後は自宅でフリーのウェブデザイナーとして仕事を続けるつもりでしたが、受賞で方向性が変わりました」 07年5月には長男「コウくん」が誕生し、ブログにも登場。 「特に意識しないでも、ネタは毎日、子どもたちが提供してくれます。いつまでブログが続くか分かりませんが、子どもがかわいい時期は残しておきたいですね」 今春、小学生になったうーちゃんとおしゃべりが増えてきたコウくん。今後の成長楽しみだ。 × × pokoこと松井美那枝(まつい・みなえ)さん 1976年秋田県生まれの東京都育ち。ウエブデザイン会社に勤務していた2005年にブログ開設。06年3月、退職。同月、日本ブログ大賞主婦ブロガー賞受賞。同8月ブログを書籍化した単行本「DaccHo!―pokoの子育てほのぼのブログ」を出版。現在、雑誌「シルキー」(白泉社)に漫画連載中。在宅で仕事をするコツは「仕事中は家事を忘れること」という。 ▽pokoさんの1日 07:00 起床。朝食。家事 08:15 保育園送り 09:00 自宅で仕事、ブログ更新など 12:00 軽い昼食後、再び仕事 17:30 保育園お迎え 18:30 帰宅。夕食準備 19:00 夕食 20:00 風呂 21:00 寝かしつけ。一緒に寝てしまうことも 01:00 仕事と家事を終え、就寝 【共同通信】
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