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  • 放火無罪主張の元少年に有罪 裁判員「全面可視化を」

     東京都杉並区で3件の放火をしたとして、現住建造物等放火などの罪に問われた当時19歳の元少年(20)の裁判員裁判で、東京地裁の山口裕之裁判長は25日、求刑通り懲役8年の判決を言い渡した。目撃証言などの直接証拠はなく、裁判員を務めた50代の男性会社員は記者会見で「判断が難しかった。取り調べの全面可視化をした方がいい」と述べた。

     元少年は捜査段階で10件の放火を認めたが、裁判官の拘置質問で一転して否認。14日の初公判でも「放火はしていない」と起訴内容を全面否認、弁護側も無罪を主張していた。控訴する方針。

     判決は、元少年の「自白」について「具体的で核心部分に変遷はない。防犯カメラの映像など証拠による裏付けもある」として信用性を認めた上で「消防団の一員でありながら、交際相手との関係がうまくいかないいら立ちを放火で解消しようとした」と指摘した。

     判決によると、元少年は昨年6月、杉並区の民家や共同住宅など3カ所で、ポリ袋や可燃ごみにライターで放火した。

      【共同通信】