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  • 裁判員、3千人超が経験 1年で500件以上実施


     裁判員裁判を終え、記者会見する裁判員と補充裁判員(手前)=09年9月、山口市

     裁判員制度がスタートしてから21日で1年。裁判員裁判は全国で500件以上実施され、裁判員を経験した人は3千人を超えた。保護観察付き判決が増えたほか、性犯罪の刑が重くなり、19日には検察側の求刑を上回る判決も出た。厳しい守秘義務が課される中、判決後の記者会見には、裁判員・補充裁判員経験者の60%近くが参加した。

     共同通信の20日までの集計では、裁判員裁判の被告は約530人で、全員が有罪。検察側が死刑を求刑した事件はなく、8人に無期懲役が言い渡された。執行猶予付き判決は約90人で、うち約50人には執行猶予期間中、保護司らが指導、監督する保護観察が付いた。

     裁判官だけの裁判より保護観察が付く判決が多く、裁判員は被告の更生や再犯防止に強い関心を持っているようだ。

     また強姦致傷事件の判決について、最高裁による裁判員裁判の3月末までの集計(27件)と、2008年4月以降の裁判官だけの裁判の集計(193件)を比較すると、裁判官だけの判決で最も多いのは「懲役3年超5年以下」(71件)だが、裁判員裁判は「懲役5年超7年以下」(7件)が多く、厳罰化していることをうかがわせる。

      【共同通信】