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  • 介護施設で高齢者3%拘束 8千人が“虐待”状態か

     厚生労働省研究班の調査で、特別養護老人ホーム(特養)など4種類の介護施設でベッドなどに縛り付けられる「身体拘束」を受けている高齢者の割合は、今年2月現在で3・1%で、拘束されている人の少なくとも約20%は緊急性や必要性に乏しいことが19日、分かった。

     調査に当たった全国抑制廃止研究会の吉岡充理事長(上川病院理事長)は「拘束は認知症の悪化や身体機能の低下につながる。必要性の乏しい拘束は虐待だ」と指摘。4種類の施設で1日当たり約8千人が虐待状態にあると推定している。

     調査は2月、全国のすべての特養や老人保健施設、介護型療養病床、認知症グループホーム、約2万2千施設に調査票を送付。4分の1近い5314施設から回答を得た。

     介護施設での身体拘束は、グループホームを除いた2005年調査では5・2%だった。施設別では療養病床が前回から3ポイント近く悪化して12・7%となり、グループホームや特養、老健の2%台を大きく上回った。

     身体拘束のうち、例外として認められる「切迫性が高い」「代替手段がない」などの要件を満たさない事例は19・0%を占め、療養病床(33・3%)と老健(22・4%)が高かった。家族の強い希望を理由とした事例が20%弱あった。

      【共同通信】