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  • 乱獲で太平洋クロマグロが危機 大型魚減少、保護策必要に

     日本が大量に漁獲している太平洋のクロマグロは、産卵能力のある大きな魚が減るなど資源状況が悪化しているとの分析結果を三重大の勝川俊雄准教授らが11日までにまとめた。大型の魚の乱獲が進んだ結果、3歳以下で成熟前の小さな魚や産卵前の魚が漁獲の対象になるという、悪循環が進んでいるとみられる。

     個体数減少が深刻になり、総漁獲量の削減を進めている大西洋と地中海のクロマグロと同様に、太平洋でも危機的状況になっていることを示す結果で、資源保護に向けた強力な取り組みが必要になりそうだ。

     日本は太平洋クロマグロの70%超を漁獲しており、うち約55%は巻き網。近年は、若い魚を漁獲していけすで育てる蓄養向けも増加傾向にある。

     勝川准教授によると、巻き網による漁獲量と築地市場(東京)で取引される数などから割り出したクロマグロの平均体重は約50キロ。1980年代は100~160キロあったが、著しく減少した。

     漁獲数でみると、0歳の魚が占める割合は、60年代は約60%だったが2000年以降は70%超に上昇、最近は0歳と1歳の魚を合わせると90%を超えていた。

      【共同通信】