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  • ケアする人ための冊子発行 仙台市の市民団体


     「ケアするあなたのためのハンドブック」を手にする市民団体「おかきプラス」の葛西淳子さん=2月12日、仙台市青葉区

     病気や高齢の家族を世話する人たちが悩みを一人で抱え込まずに、支援を求めるきっかけをつくろうと、仙台市の市民団体らが小冊子「ケアするあなたのためのハンドブック」を作成した。

     介護の体験談やアドバイスを盛り込んだほか、相談窓口となる地域のNPO法人や支援団体の連絡先を具体的なケースに即して記載。担当者は「今後はほかの県でもそれぞれの事情に合った版を作りたい」としている。

     仙台市の市民団体「おかきプラス」と財団法人「たんぽぽの家」(奈良市)などが作成。これらのグループは「ケアする人をケアする」ためのセミナーを開催していたが、対象となる当事者が外出すらできない場合も多く、役立つ情報を伝えることが課題だった。

     冊子には、認知症の母を世話する女性や発達障害の子を育てる母親らが登場。睡眠不足でノイローゼ状態に陥ったり、死を考えるまでに追い込まれたりした体験をもとに「使える福祉サービスは利用した方がいい」「周りの人に手を差し出し、声を掛けて下さい」などとアドバイスしている。

     気持ちの整理につながればと、自分とケアする相手に対する思いや希望を書く欄も設けた。

     おかきプラスの葛西淳子(かさい・じゅんこ)さん(51)は「多忙な毎日の中で、一呼吸置いた時に活用してもらいたい」と話している。

     冊子は郵送料のみで配布する。問い合わせはせんだい・みやぎNPOセンター、電話022(264)1281。

      【共同通信】