仏が核原潜の共同運用提案 英「主権問題」と拒否【ロンドン共同】核兵器保有国の英国とフランスが核抑止力分野での協力を議題に協議し、フランスが核搭載の戦略原子力潜水艦の一部共同運用を提案、英国が安全保障の要であり国家主権の立場にかかわる問題だとして反対の立場を示していることが22日までに分かった。英紙ガーディアンが伝えた。 フランスの提案は核抑止力維持にかかる多額の費用を両国で削減するのが目的。今後の核兵器削減の議論に影響を与える可能性もある。 英国の戦略核システムは潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)トライデントのみで、戦略原潜バンガード級を4隻保有。システム更新期限が迫っており、費用は計1千億ポンド(約13兆5千億円)に上るとの試算がある。 フランスは核搭載の戦略原潜4隻のほかに航空機に搭載する核兵器も保有している。 両国は核抑止力維持のために、保有する戦略原潜のうち少なくとも1隻をそれぞれが常時、警戒行動に当たらせており、巨額の費用がかかっている。フランスの提案の詳しい内容は不明だが、警戒行動に当たる戦略原潜の運用の一部を両国で共同して行うことで、負担軽減につなげる狙いがあるとみられる。 【共同通信】
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