厚労省、特定看護師制度試行へ 医師の指示で傷口縫合も医療の質向上と医師の負担軽減に向けたチーム医療の推進について協議する厚生労働省の検討会は19日、専門的な臨床実践能力を持つ看護師が、医師の指示の下で傷口縫合などの医療行為を限定的に行う「特定看護師制度」導入を柱とする提言をまとめた。 同省は2010年度以降、モデル事業を開始。実態調査を行い、業務内容の範囲や法制化の是非についても検討する。 日本看護協会は、高水準の看護ケアを提供する看護師を「専門看護師」として認定する制度を実施しているが、特定看護師制度は、医療行為まで担う新たな試み。同協会の坂本すが副会長は「試行、法制化などの段階を踏まえた上で、医学的根拠に基づいて看護師の裁量範囲が広がることに期待している」と述べた。 検討会は、特定看護師の要件として(1)一定期間の実務経験(2)養成を目的として第三者機関が認定した大学院修士課程を修了-などを満たす必要があると指摘。 医師の指示に従い、胸の単純エックス線撮影の実施時期の判断、人工呼吸器装着時の気管内挿管など特定の医療行為を実施するが、業務の範囲については「専門的、実証的な調査を行った上で決定する必要がある」としている。 【共同通信】
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