オバマ氏、アジア太平洋歴訪中止 医療改革優先![]() 18日、ワシントンでホワイトハウスの大統領執務室を出るオバマ米大統領(ロイター=共同) 【ワシントン共同】ギブズ米大統領報道官は18日、大詰めを迎えた医療保険改革法案の成立を最優先するため、オバマ大統領が21日出発予定のグアム、インドネシア、オーストラリア歴訪を取りやめると発表した。訪問は6月に実施する方向で調整中だが、日程は決まっていない。 ギブズ報道官は「大統領は非常に残念に思っている」と述べた上で「医療保険改革法案の可決が最も重要だ」と言明。オバマ政権の今後を左右する内政の最重要課題を、歴訪よりも優先する姿勢を鮮明にした。 国民皆保険制度がない米国では、4千万人以上が無保険状態で、保険料高騰や医療に伴う破産が社会問題化。オバマ氏は就任直後から改革を主導してきたが、共和党など保守派は財政支出拡大や連邦政府の肥大化を懸念し、世論を二分した論争が続いてきた。 上下両院はそれぞれ法案を可決済みだが、相違点を擦り合わせ再可決する手続きが残り、成否は予断を許さない状況。オバマ氏は21日午後の下院採決と、その後の上院採決に向け、態度未定の議員の説得工作を強める。 オバマ氏は歴訪出発を18日から21日に延期したばかりだった。 【共同通信】
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